セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮杯U-15 選手権 1回戦 FC LAVIDA戦|レビュー:

2024.12.14
2024年12月14日(土)高円宮杯 JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会 1回戦
セレッソ大阪西U-15 3-0 FC LAVIDA
試合詳細 >
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本日、高円宮杯JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会 1回戦 FCラヴィーダ戦が、J-GREEN堺 S3で行われました。
シーズン最後の全国大会初戦。独特の緊張感が選手を覆いますが、会場に駆けつけていただいた多くのセレッソサポーターや関係者のご声援が試合前に響き渡り、ボルテージが最高潮に高まります。

4-4-2のフォーメーションからFWへのロングボールを起点に攻撃してくる相手に対して、セレッソ大阪西は立ち上がりからハイプレスをかけにいきプレッシャーを与えます。しかしボールを奪っても冷静な判断が出来ずにすぐボールを奪われ、前半の序盤は自陣での時間が長くなってしまいます。自陣では長谷川、津田の両センターバックが中心に対応し、FWの片山、山元にボールが入るシーンもありますが、追い越す選手が少なく攻撃に厚みが出ません。
前半16分、岡崎の蹴ったCKに対して津田がヘディングで合わせ、一度は相手に弾かれたように見えましたが副審のフラッグがあがりゴール判定。見事先制に成功します。
待望の先制点を奪い、落ち着いてボールを持とうと試みますが、相手の厳しいチェックにあい、簡単にボールを前に運べません。両サイドで寺本とエゼモクェが抜け出しますが、最終ラインを突破するまでにいたりません。逆に自陣で相手選手と入れ替わりシュートを打たれるシーンが増えますが、あと1歩のところで川中を中心に守備陣が踏ん張ります。前半はこのまま1-0で終了しハーフタイムに入りました。

ハーフタイムでは冷静にプレーすること、ボールを簡単に失わないことやゴールを守るために必要なことを確認し後半に入ります。

後半立ち上がりもなかなかペースが掴めず、我慢の時間が続きます。
ボランチの林、力石が前後に走りスペースを埋め、ボールを奪いますが、自分たちの攻撃で起点が作れずにいます。
後半10分、前半からハードワークでチームに貢献した片山に代わり、國吉が入ります。その國吉が特徴を活かし起点を作り始めます。
流れが変わり始めた後半16分でした。相手DFの背後へ抜け出した岡崎がGKをかわし、中へ折り返したボールを谷口が決め2-0とします。
待望の追加点が奪えたことで更にチームの士気が高まります。今度は山元が素晴らしいプレスからボールを奪い、ラストパス。それを岡崎がしっかりと決め3-0とします。
後半35分、リードした後も走ることをやめずチームに貢献した山元に代わり森が入ります。後半39分には2点目を奪った谷口に代わり上田が入ります。持ち味を出すには難しい時間帯ですが、チームのために全員で走りぬき相手に自由を与えません。そしてこのまま3-0で試合終了、無事初戦に勝つことが出来ました。

初戦で緊張する中、選手たちが一丸となり勝利できたことは、多くのサポーターや関係者の方々が会場に足を運んで応援していただいたおかげです。選手にとって本当に心強かったです。ありがとうございました。
また明日、2回戦がありますが良い準備をして臨みたいと思いますので、引き続き熱いご声援をよろしくお願いいたします。


(セレッソ大阪西U-15コーチ 中島高行)