セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮杯U-15 選手権 2回戦 サガン鳥栖U-15戦|レビュー:

2024.12.15
2024年12月15日(日)高円宮杯 JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会 2回戦
セレッソ大阪西U-15 0-1 サガン鳥栖U-15
試合詳細 >
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本日、高円宮杯JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会 2回戦 サガン鳥栖U-15戦が、J-GREEN堺 S2で行われました。

1回戦に引き続き、会場に駆けつけていただいた多くのセレッソサポーターや関係者のご声援が試合前に響き渡り、士気が高まります。
4-5-1のフォーメーションからビルドアップしてくる相手に対して、セレッソ大阪西は立ち上がりからチームの特徴を出しにいきますが、なかなかアクションの数が増えません。
守備では相手のロングスローや風の影響をうけるとともにゴール前まで押し込まれ、攻撃では不用意なパスミスやボールロストが目立ちます。しかし、ここはGK川中のファインセーブやエゼモクェのクリアーなどで難を逃れます。攻撃では徐々に山元、片山がDFラインの前でボールを受ける回数が増え、それを起点にゴールへ迫ります。相手ペナルティエリア内への折り返しを力石がシュートしますが、これは相手GKのファインセーブに阻まれます。前半はチャンスを仕留めきれず、このまま0-0で折り返します。

ハーフタイムでは攻撃面を活性化させるためにもっとボールを受けること、守備面では自分たちからボールを奪いにいくことを確認し後半に向かいます。片山に代わり國吉が入ります。

後半に入り、ボールがスムーズに動く時間が増えます。中央の山元、國吉が起点になりボールが動く時間が増えますが、ボールロストするとその場で奪え返せず、また自陣に押し返される展開が続きます。スローインになるとロングスローからピンチを迎えますが、体を張って守ります。
そんな中、後半19分でした。相手のロングスローから一度はクリアーで弾きますが、こぼれ球を拾われ折り返されるとシュートを打たれ、ブロックするもそれを詰められ失点してしまいます。
ここでまず1点を取り返したいセレッソ大阪西は、寺本に代わり田中、谷口に代わり上田を投入します。
得点後、自陣に引いた相手に対して右サイドを起点にショートパスで攻撃しますが、ゴールまでいたりません。岡崎、田中のクロスも中央で合わず、逆に相手の攻め残っている選手に上手く起点を作られ、チャンスの後に自陣まで戻らなければいけない時間が続きます。
後半30分には林に代わり森が入ります。ペナルティエリア前でボールを動かしますが、なかなかそこから入れません。岡崎や田中のクロス、エゼモクェのドリブルなどで仕掛けますが、最後が合いません。焦らず正確にプレーし続けたい時間でしたが、プレーの選択ミスや技術ミスも重なります。そしてこのままゴールが遠いまま、0-1で敗戦となってしまいました。

昨日の初戦とは異なり、自分たちの良さが消され、2回戦で大会を終える形となってしまいました。
1年間切磋琢磨し取り組んできた成果がでた1回戦と、逆に課題が見えた2回戦でした。

セレッソファミリーの方々にこれまで成長を見守っていただき、今大会でもサポーターや保護者の方々に多大なご声援いただいたことは、選手にとって大きな財産となります。
中学3年生の選手は来年、それぞれの道に進みますが、今後も彼らの活躍を見守っていただければ幸いです。

今シーズンの公式戦は全て終了しました。
今年1年間は我々スタッフにとっても選手とともに様々な経験が出来た1年でした。
活動へのご理解を賜りまして、選手・保護者・サポーター・関係者の方々に厚く御礼申し上げます。
来年も熱いご声援を何卒よろしくお願いいたします。


(セレッソ大阪西U-15コーチ 中島高行)