セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮妃杯U-15 女子サッカー選手権 準決勝 RESC GIRLS U-15戦|レビュー:

2024.12.25
2024年12月25日(水)高円宮妃杯 JFA 第29回全日本 U-15 女子サッカー選手権大会 準決勝
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 6-0 RESC GIRLS U-15
試合詳細 >
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本日、高円宮妃杯JFA第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会準決勝として、RESC GIRLS U-15と対戦しました。
関西で幾度となく対戦し手の内を知り合う相手と、今回は東京のAGFフィールドに場所を移して戦いました。
昨年はこの準決勝で敗れ、悔し涙を飲んだ選手も多い中、アグレッシブに戦うこと、シュートを打つこと、仲間と助け合うことを確認し、試合に送り出しました。

キックオフと同時に田村と池田が攻守にわたり、自分たちの動きでチームにスイッチを入れ、流れを引き寄せていきます。
10分、左サイド酒本が起点となり、玉村がペナルティエリアに侵入。そのクロスから池田が落ち着いてゴールを決めます。
続く16分、中央をワンタッチパスで崩す中、相手に弾かれたボールを玉村が拾い、そのままゴールの右サイドネットにボールを突き刺します。
ここから相手のビルドアップの変化に対応できず、相手に主導権を握られる時間が増えて行きます。
しかし、26分左サイドで玉村と酒本のパス交換から池田がペナルティエリア内でボールを引き出し、ゴール右上隅にシュートを放ち、3-0とします。

ハーフタイムには、オフの準備と動きで相手を上回ること、エリアを意識したプレーの選択、疲労が高まっていく中でのプレーの質と強度を高めることを求め、再びピッチに送り出しました。

後半開始からお互いがゲームの主導権を奪い合う展開となり、ボールが落ち着かない時間が増えていきます。
そのような展開の中、48分右コーナーキックを蹴った玉村が相手DFに弾かれたボールを自ら拾い、右サイドを突破。速いグラウンダーのクロスをファーサイドで受けた池田が冷静にゴールに流し込み、ハットトリックを達成します。
ここからはフレッシュな選手を投入し、試合のペースアップを狙います。
すると、61分相手の前線からのプレスを見極めたGK原田がロングパスで田村にボールを届けます。そのまま田村が40mボールを運び、相手DFを引きつけて池田にパス。その池田がこの日4点目となるゴールを決めます。
続く、64分田村が相手GKのパスを狙いすまして奪い、スコアを6-0とします。
試合の終盤盛り返してきた相手に押し込まれる展開となりましたが、交代した選手も自分の持てる力を出そうとプレーし、今大会初めて無失点で試合を終えることができました。

この80分で19本のシュートを打つことができ、今回のテーマに取り組むことができました。
その結果として6-0で勝つことはできましたが、試合内容にはスコアほどの差はなかったと思います。
勝っている中で自分たちのミスから相手にゲーム主導権を渡す場面もあり、オン・オフともにまだまだプレーの質を向上させる必要があります。
明後日、味の素フィールド西が丘で行われる決勝戦まで時間は限られていますが、取り組むべき課題を明確にし、準備したいと思います。

本日も遠方まで応援に駆けつけていただいたサポーターの皆様・保護者の皆様・関係者の皆様、誠にありがとうございました。
今後とも熱い声援をよろしくお願いいたします。


(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督 関根 麻里)