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高円宮杯U-15 選手権 1回戦 FC東京U-15深川戦|レビュー:

2022.12.10
2022年12月10日(土)高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会 1回戦
セレッソ大阪U-15 2-1 FC東京U-15深川
試合詳細 >
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本日、 高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会 1回戦 FC東京U-15深川戦がコーエィ前橋フットボールセンターで行われました。
関東第1代表のFC東京U-15深川との試合となりました。

相手は個々のフィジカル能力が高く、1-4-3-3のシステムでピッチを広く使い攻撃を仕掛けてきました。
対するセレッソは、前線から積極的にボールを奪いに行き、奪ったボールを相手の間をうまく利用し、パスを繋ぎながらボールを前進させて攻撃へと繋げていきました。
立ち上がりから前半の中盤までは一進一退の攻防が続きますが、20分に右サイドからグラウンダーのクロスを入れられます。シュート性でニアに飛んだボールを、うまく処理することが出来ずにゴールへと吸い込まれてしまい、先制点を与えてしまいました。
その後もピンチが続きます。28分には左サイドからクロスを上げられてしまい、ゴール前中央でフリーでヘディングを打たれてしまいました。ここはイシボウが右手一本でシュートを弾き出し、追加点を許しません。
このプレーで流れが変わり、徐々に攻撃に転じる回数が増えていきます。
すると、30分に待望の同点弾が生まれました。
ハーフライン付近で清水朔から増田へパス、ボールを受けた増田がDFラインの背中へパスを通します。このパスに反応した伏見のグラウンダーのパスを逆サイドにいた小野田が決めて同点としました。
さらにその直後に決定機を迎えますが、このチャンスを外してしまいます。
逆転のチャンスを逃してしまうと、逆に31分にペナルティーエリア内で相手を倒してしまい、PKを与えてしまいました。
このピンチに再びイシボウがビッグセーブを見せます。PKを読み切り、鋭い反応から左に飛んでPKをストップしました。
前半はこのまま終了し、1-1で前半を折り返しました。

後半もお互いに特徴を出しながら、激しい攻防を繰り広げていきます。
一進一退の展開が続いていく中、時間の経過とともに徐々に攻撃面で良い形が出来始めていきました。
68分に刈田のクロスから増田が決定機を迎えますが、戻ってきた相手DFの必死のスライディングでブロックされてしまいます。
しかし、71分でした。
左サイドの深い位置から平山がやまなりのクロスを上げると、ゴール前中央で小野田が打点の高いヘディングを叩き込み、残り10分を切ったところで逆転することに成功しました。
残り時間も相手の攻撃に対して粘り強く対応し続け、その中でも幾度か決定機を作り出しました。追加点こそ奪えなかったものの、2-1で試合終了。明日の2回戦へと駒を進めることとなりました。

非常にタフなゲームとなりましたが、球際などで選手達は戦う姿勢を見せてくれました。その中でも要所で技術を発揮できた場面が多く見られたのは良かったと思います。

明日の2回戦もサガン鳥栖U-15との対戦となり、明日もまたタフなゲームになることが予想されます。
明日も良いプレーができるように、最善の準備をしたいと思います。

本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、温かい応援ありがとうございました。


セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 上野 秀章