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関西サンライズリーグ2部 第9節 アイリスFC住吉戦|レビュー:

2023.05.01
2023年4月30日(日)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2023 関西サンライズリーグ2部 第9節
セレッソ大阪和歌山U-15 1-0 アイリスFC住吉
試合詳細 >
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リーグ上位のアイリスFC住吉との対戦。前線に身体能力の高い選手を擁し、ビルドアップもカウンターも強力で、多彩な戦い方を持っているチームです。

試合は、立ち上がりからこちらがボールを保持する時間が多くなります。アイリスFC住吉は、奪った瞬間、縦に早く攻撃を仕掛けてきます。
相手チームの推進力のある前線にもうまく対処し、良い形でゲームに入っていきます。
こちらも相手ディフェンスラインの背後を意識しながらパスを繋ぎ、前進。
前線の選手同士の距離が遠く、高い位置でうまくボールを繋ぐことができませんが、20分に堂前が抜け出し、GKと1vs1に。
GKのファインセーブでゴールは奪えませんでしたが、徐々に勢いづきます。
その後のCKでもバー直撃のシュートを放つなど、ゴールを脅かしますが、得点を奪うことはできません。
前半終盤にこちらのプレスを掻い潜られ、あわや失点というピンチを迎えますが、シュートがゴールを外れ0-0のまま前半が終了します。

ハーフタイムでは、ビルドアップ時のポジショニングの意図や、前線のボールの奪い方を確認。
後半は序盤から相手のプレスに押し込まれる場面や、セットプレーからピンチを迎えますが、その分、こちらにカウンターのチャンスが生まれます。MF前田のパスにSH浦下が抜け出し、GKと1vs1に。ゴールを奪うことはできませんでしたが、ビッグチャンスを作り出し、相手に勢いを持っていかせません。
少し相手陣内に押し込み始めた64分、怪我から復帰したFW岡村羽がペナルティエリア前でボールを受け、ドリブルシュートを決め、先制します。
その後、相手はプレスをさらに強め、より緊張感が高まります。
カウンターやセットプレーで難しい場面を何度も作られますが、全員が体を張ってゴールを死守。
追加点は奪えませんでしたが、最後まで粘り強く戦い、1-0のままタイムアップ。勝ち点3を得ることができました。

ここまでのリーグ戦では、なかなか思うような結果が得られず、苦しい時期が続いていましたが、選手たちの高い集中力で上位チームから勝ち点を得ることができました。今までは試合中に思うようなプレーができず、チーム内に暗い空気が漂うこともありましたが、この日は苦しい状況でも常に前向きに戦い抜く、タフな選手たちの姿がを見ることができました。
今後、怪我人の復帰や下級生の成長によってチーム内の競争は、さらに高まってきます。この試合の勝利で途切れることなく、磨いている技術を強さに結びつけられるよう日常から戦っていきたいと思います。

保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、温かい応援ありがとうございました。



(セレッソ大阪和歌山U−15コーチ 北口雄一)