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関西サンライズリーグ2部 第11節 伊丹FC戦|レビュー:

2023.05.06
2023年5月6日(土)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2023 関西サンライズリーグ2部 第11節
セレッソ大阪和歌山U-15 2-1 伊丹FC
試合詳細 >
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リーグ戦の折り返しとなる第11節。
伊丹FCはドリブルが得意な選手が多く、失ってもすぐにプレスをかけられるように非常にコンパクトな陣形。
対して、こちらはいつも通り、まずは中央突破を狙います。
よって、両チームがコンパクトに密集し、狭い局面でボールの奪い合いが繰り広げられます。
開始早々、オフサイドにはなりましたが、FW岡村羽が相手DFの背後に飛び出し、GKと1vs1の場面を迎えるなど、うまく相手の逆を取りに行くプレーが生まれます。
6分にはCB櫻井のパスからSH厚地が抜け出し、冷静にゴール。早い時間帯での先制に成功します。
その後も相手陣内に押し込む時間が続き、攻め込みます。
ボールを保持しながら前進し、失ってもすぐにプレスで奪う良い緊張感を保ち続けますが、シュートを打つには至りません。
30分、MF前田がドリブルで相手ペナルティエリアに侵入し、ファウルを誘い、PKを得ます。
そして自らそのPKを決め、2-0とします。
その後は相手の積極的なドリブルから後手を踏み、自陣に押し込まれる場面が増えてきます。
39分には相手のドリブルでペナルティエリア付近に押し込まれ、鋭いキックフェイントからシュートを決められ、1点差に詰め寄られます。

ハーフタイムでは、相手のドリブルへの対応とビルドアップ時にもっと相手を観る事を確認。
後半もよい形で試合に入ります。
49分に小村が抜け出し、GKと1vs1に。結果的にGKに阻まれてしまいますが、良い空気が流れ始めます。
しかし、その後は暑さからか、徐々に運動量が落ち始めます。ボールを保持できてはいるものの、前線のボールを受ける準備が遅れ、良い形でボールを引き出せず、カウンターから危険な場面をつくられます。
50分以降、前線の選手を積極的に入れ替え、追加点を狙いにいきますが、両チームとも決定的な場面を作り出せず、2-1のまま試合終了となりました。

今回は大事なポイントでゴールを奪う事ができ、優位に試合を進める事が出来ました。
しかし、その反面、まだまだボールへの執着心や粘り強い守備、ゴールへの貪欲さなど、精神面での甘さが見える試合でもありました。
自分達の夢や目標に対してもっとハングリーになれるようになっていかなければ、リーグの後半戦も厳しい戦いになるでしょう。
なかなか前期は思うような結果は得られませんでしたが、2年生の台頭をはじめ、チーム内の競争力は高まってきており、練習中はよい緊張感が生まれています。今後もその緊張感をさらに高めながら、後期のリーグ戦に臨みたいと思います。

保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、温かい応援ありがとうございました。



(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 北口雄一)