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ハナサカブログ

日本クラブユース選手権大会関西予選 ガンバ大阪ユース戦|レビュー:

2023.06.04
2023年6月3日(土)第47回日本クラブユースサッカー選手権 (U-18) 大会関西地区予選
セレッソ大阪U-18 3-2 ガンバ大阪ユース
試合詳細 >
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第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会関西地区予選 ガンバ大阪戦が行われました。

試合は開始早々セレッソ大阪U-18の攻撃で始まります。DF伏見が左サイドをドリブル突破します。中盤から相手DF背後へ走り出した平山へボールを繋ぐと、切り返しからシュートを放ちます。DFにブロックされますが溢れたボールをMFエレハクがシュートを放ちます。しかし惜しくもバーの上を越えていきます。一方ガンバ大阪U-18は幅広くピッチを使いながらボールを動かし、前進していきます。立ち上がりは、お互いの攻撃を出し合う形となりました。
攻撃のリズムを上げていきたい所でしたが前半12分、失点を喫します。
ビルドアップ中の不用意なパスミスでボールを失うと素早くゴール前に配球されます。ペナルティーエリア内で放たれたシュートはDFの股を抜きそのままゴールへ入ります。更に失点後相手の攻撃は続きますがゴールを許しません。与えたセットプレーでも集中した対応を見せます。
ここから両チーム攻撃のクオリティーが上がらず試合は膠着状態に入り前半が終了します。

ハーフタイムには受けるを増やす事を確認し後半に入ります。

後半開始早々、セレッソ大阪U-18が攻撃を仕掛けます。左サイドを駆け上がったDF伏見が速いクロスをゴール前に配球しコーナーキックを得ます。MF皿良の配球したボールはファーサイドの白濱へ。折り返しにMF安藤が合わせます。一度は相手GKにセーブされますが、素速く反応したDF桧山が押し込み同点とします。
ここから両チーム攻撃を強めます。セレッソ大阪U-18は速いパスで前進していきます。後半9分、ペナルティーエリア内をMF安藤がドリブルで侵入し、中央で待つFW小野田へグラウンダークロスを上げます。FW小野田のシュートは惜しくもバーの上。追加点とはなりません。
ガンバ大阪は前半に続き幅広くピッチを使い攻撃します。サイドからクロスを上げてチャンスを作り出しますがGK青谷、DF桧山/白濱を中心にピンチを防ぎます。
相手の攻撃に我慢強く対応を続けているとチャンスが訪れます。後半17分、右サイドを上がってきたDF中山はゴール前に走り出したMF皿良へボールを送ります。相手DFがクリアを試みますが中央にボールがこぼれ、FW小野田が思い切りよく右足を振り抜きゴールを奪います。
得点直後の後半18分には連携ミスから中央を破られ失点を喫してしまいますが、選手達は攻撃を続けます。
ボールを奪われても速い反応でプレスをかけます。的確な予測からDF白濱がボールを奪い攻撃に繋げます。
そして後半33分でした。右サイドペナルティーエリア付近でボールを持ったMF平山が相手の背中に走り出したMF安藤へボールを送ります。非常に合わせるには難易度の高いボールでしたが、MF安藤はダイレクトでシュートを選択し高い技術でゴールを奪います。勝ち越しに成功するとセレッソ大阪U-18は試合終了まで集中して相手の攻撃を遮断し続けました。得点を許す事無く試合終了となりました。

リーグ戦では敗戦が続いている状況でしたが、選手達はこの試合までの期間、自身の課題をしっかりと見つめ取り組んできました。大阪ダービーという試合で勝利する事が出来た事は大きな意味があると思います。非常にタフな試合を戦い抜いた選手達。勝利後の表情は指導者として感慨深いものでありました。次節は中3日での連戦となります。指導者、選手共に課題を受け止めて次の試合に向かいます。保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、本日は応援ありがとうございました。
セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 稲田康志