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ハナサカブログ

高円宮杯U-15関西プレーオフ  1回戦 VIVO FC戦|レビュー:

2024.11.02
2024年11月2日(土)高円宮杯JFA第36回全日本U-15サッカー選手権大会関西地域プレーオフ 1回戦
セレッソ大阪和歌山U-15 3-2 VIVO FC
試合詳細 >
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本日、高円宮杯関西地域プレーオフ1回戦 vsVIVO FCが上富田スポーツセンター多目的グラウンドAで行われました。

トーナメント方式のレギュレーション、ブロック1位のみが全国大会への出場権を獲得できる大会の初戦は雨風が強まっていく中、キックオフされました。立ち上がりは初戦の硬さからか、相手のプレッシャーを受け、またピッチ状況も変わっていく中でのプレーとなり、思うように試合を進めることができません。
それでも右サイドを起点としてMF浦下のドリブル突破やMF井岡の2列目の飛び出しから得点のチャンスを作り出しましたが、決め切ることができません。前半21分には、中央から米田が抜け出し、GKとの1vs1の決定機を迎えましたが、相手チームの身体を張った守備により先制点を奪うことができませんでした。
少しずつ緊張もほぐれて、またピッチにも慣れ始めた飲水タイム直後の前半25分、相手のゴールキックをコート中央でカットしてFW泉本へボールが渡ります。泉本は少し距離はありましたが、振り向きざまに左足を振り抜きます。スリッピーなグラウンドを上手く利用した低い弾道のシュートはゴール左隅へ突き刺さり、先制点を奪います。
勢いに乗りたいところでしたが前半26分、自陣で不用意にボールを失ってしまい、そのままフィニッシュを決められてしまい、1-1の振り出しに戻ります。その後もボールを保持はしましたが、相手コートへ進んで行く回数が少なく、単調な攻撃となってしまいます。
そのまま前半終了かと思われましたが、前半38分、自陣右サイド深い位置でFKを与えてしまいます。そのFKのボールを上手くクリアすることができず、そのままゴールへ吸い込まれていき1-2。1点ビハインドで前半を折り返します。

ハーフタイムには選手間で活発な意見交換が行われ、サイド攻撃の共有、これから天候も更に変わっていく可能性があることを確認します。

後半に入ると更に雨風が強まります。ピッチ全体に水が溜まりはじめて、思うようなプレーができません。
後半10分、より前への推進力を強めていく為に、FW磯本とDF山本を同時に投入します。
投入直後、DFライン背後へフィードしたボールに素早く反応した磯本が早速チャンスを作りましたが、得点には至りません。
更に雨風が強まり、視界が悪くなった所で試合が中断します。
中断中、全員で最後の20分間走り抜くことを確認します。
約50分後、後半21分から相手のFKで試合が再開されました。
ピッチの水が少しずつ捌けていく中、よりゴールへ向かうプレーを増やしていき、再開直後の後半26分、ゴール前でFKのチャンスを迎えます。
キッカーの井岡は直接ゴールを狙いにいきます。ボールを相手DFの壁を上手く超えていきゴールへ突き刺さり2-2と同点とします。
更に攻勢を強めていきますが、ゴール前にはまだ水が溜まっており思うようなプレーができません。
それでも諦めずに攻め続けます。後半38分、相手コート右サイド深い位置で粘り強くプレーして、ゴール前でフリーになった結城へボールが渡ります。結城は迷うことなく左足1タッチでシュートを打ちます。ボールはゴール左隅へ吸い込まれていき、3-2。逆転に成功します。
その後は危なげなくプレーして、3-2で試合終了となりました。

目まぐるしく変わるピッチ状況と初戦の難しさを感じながらプレーする試合となりましたが、この1試合を乗り越えることができたことでとても成長できたのではないかと感じます。
また明日11月3日(日)14:30から有田市健康スポーツ公園BIG SMILE PARKえみくるフィールドで試合をすることでき、更に成長する機会を得ることができました。このチャンスを逃さないように、できる限りの準備をして試合へ挑みたいと思います。

保護者、サポーター、関係者の皆様、本日は強風強雨の中、また試合が中断する事もありましたが、最後まで応援していただきありがとうございました。引き続き、温かいご声援よろしくお願いいたします。


(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 但馬 佳樹)