セレッソ大阪スポーツクラブ

全日本女子U-18関西予選大会 決勝 INAC神戸レオンチーナ戦|レビュー:力及ばずも最後までアグレッシブにプレー

2020.11.15
2020年11月15日(日)JFA第24回全日本U-18女子サッカー選手権大会関西大会 決勝
セレッソ大阪堺ガールズ 3-9 INAC神戸レオンチーナ
試合詳細 >
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JFA第24回全日本U-18女子サッカー選手権大会関西大会の決勝戦が奈良フットボールセンターで行われました。当日、なでしこチャレンジリーグが重なりU-18選手権を堺アカデミーで戦うことになりました。

キックオフから体格やスピードに勝るINACの攻撃を受けます。前半6分、中央にスルーパスを通され先制されてしまいます。
時間が経つにつれ、少しずつ相手のスピード感にも慣れ出し、落ち着きを取り戻します。
その時、牧口から背後の佐藤へロングフィード。一度は相手に奪われますが、そのまま佐藤がプレスをかけて奪い返します。佐藤は出て来ていたGKをよく観て外しシュート。同点に追いつきます。

その後はセレッソらしく前線からのプレスや背後へのアクションでINACを相手に互角に戦いますが、前半35分、クロスボールの処理に失敗し、ハンドを取られてPKを与えてしまいます。それを決められ1-2に。
しかし、その1分後、佐藤がセンターバックにプレスをかけます。するとセンターバックがキックミスをし、杉本がボールを奪います。そのボールを佐藤へと繋ぐと30mのミドルシュートを打ちます。試合後、「GKの位置を観て狙っていました」とコメントをした佐藤。シュートは佐藤の狙い通り、前に出ていたGKの上を超えてゴールへ入ります。佐藤の2ゴール目で再び同点に追いつきます。

追加点が欲しい所でしたが、前半終了間際。相手コーナーキック。一度は跳ね返しますが、こぼれ球を拾われクロスを上げられます。フォアサイドでヘディングを叩き込まれ、再び追いかける展開となり前半終了。

後半も前半の勢いを持って戦いたい所でしたが、後半5分。右サイドを突破され、クロスを合わされてしまい失点。それでも選手たちは下がることなくアグレッシブなプレーを続けますが、ボールを上手く展開されてしまい、力及ばず結果3-9で敗戦となりました。

立ち上がりのプレーやクロスの対応、1vs1の対応など多くの課題は出ましたが、最後まで諦めずにプレーしてくれた選手たちの成長を感じられる試合となりました。これからも少しずつですが、日々の努力を積み重ねて成長していきたいと思います。

(セレッソ大阪堺アカデミー 日高欣弘)