セレッソ大阪スポーツクラブ

『夢セレ』にジンヒョン 選手登場!【GK編】

2021.05.27
『2021夢セレ』、今回はアカデミーの全てのGK選手が集まり、キム ジンヒョン選手と夢の時間を過ごしました。


 
開始前のオフトークでは、「僕のライバルになる選手。今から叩いておかないと!」と負けず嫌いを発揮していたジンヒョン選手ですが、いざ始まると、時間が延長しても気にせず、時に冗談っぽく、時に正直に、「日本では話したことない」話まで、色々教えてくれました。

以下、高橋大輔さんとジンヒョン選手お二人の対談の様子の一部抜粋です。


高橋大輔さん:2009年に韓国から日本にサッカーで来て、挑戦を始めた時の話を教えて?
ジンヒョン 選手:あの時はKリーグでも行けた。海外のサッカーの印象はまだなかったけど、2008年に練習生でテストに来ることになった。その時、相澤さん(現セレッソ大阪アカデミーGKコーチ)もいましたけど(笑)、セレッソ大阪の環境とか選手のレベルを感じて、これがプロだなという印象を受けた。それで、自分が初めてプロ選手になるクラブは(Kリーグではなく)セレッソだと思い選んだ。

高橋大輔さん:挑戦者の立場で来たと思うけど、どういう気持ちだった?
ジンヒョン 選手:もちろん不安はあった。でもそういうの考える時間がなかった。1日1日、練習とか日本語の勉強とか、そういうので忙しすぎて。
まず、練習を1日頑張ることしか考えない。それからみんなとコミュニケーションとるために日本語勉強するしかない、自分の頭の中にはその2つだけだった。
「必死さ」しかなかった。ここで生き残りたい。セレッソで試合出たい、それしか考えてなかった。

 

この日はGKだけが集まった夢セレ。いまアカデミーのGK選手たちがコーチ陣から課題として指導されている「目を移すこと」「予測を立てる」というテーマでジンヒョン選手の今シーズンのプレーを切り取り、その時何を考えていたか?を生解説する夢セレ版「解説するっち」が実現しました。

 
ジンヒョン選手は、何度も映像をストップしながら、順番に自分の予測を解説し、アカデミーの選手たちに向けて「状況判断は1回だけじゃなく2回3回する。予測をしておけば、対応するのは簡単じゃないけど、自分が思った通りに(ボールが)来る。1個(の予測)だけじゃ難しいから2個3個予測して準備すれば、思い通りにボールが来る確率が上がるから。2、3個前の状況判断が大事」
と解説してくれました。

 

「集中力でキーパーは結果を変えられる。遅いボールでも、速いボール以上に集中してキャッチする、ボールが自分の手から離れるまで集中する、ウォーミングアップから1個1個のボールに対して集中する・・。竜聖(U-18から2種登録している春名竜聖選手)とか一緒に練習したことあると思うけど、(自分は)どんなボールも1個1個を大事にしている」と参加していたアカデミー選手にはっぱをかける場面も。

短い夢セレの時間の中で、ジンヒョン 選手は、舞洲での練習時間からいかに100%の力で臨み試合に準備するか?そのための、練習前後の時間の使い方など、普段アカデミーの選手が見落としがちな大切な部分にも言及し、いつかトップで会おうと言って、時間終了となりました。
 


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