セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ1部 第24節 ガンバ大阪ジュニアユース戦|レビュー:

2022.10.16
2022年10月16日(日)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2022 関西サンライズリーグ1部 第24節
セレッソ大阪U-15 2-2 ガンバ大阪ジュニアユース
試合詳細 >
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本日、高円宮杯JFAU-15サッカーリーグ 2022サンライズリーグ 第24節 ガンバ大阪ジュニアユース戦が野洲川歴史公園サッカー場ビックレイクで行われました。

台風の影響で延期されていたこの試合、2022年サンライズリーグの最終戦で大阪ダービーという最高のシチュエーションとなりました。

試合はダービーということもあり、立ち上がりからお互いの意地と意地がぶつかり合い、一進一退の展開となります。
お互いに惜しいところまでボールを運ぶも、なかなか決定的な場面を作り出すことができずにスコアレスのまま試合が進んでいきました。
時間の経過とともに、自陣での守備時にボールに対しての反応が遅れてしまい、アプローチのズレからゴール前に侵入される回数が増加していきます。
失点は許しませんでしたが、やや相手が優勢な形で前半を折り返しました。

なんとか試合を優勢に進めていきたい後半でしたが、出鼻をくじかれる形でのスタートとなってしまいます。
41分、中盤でボールをロストすると、そのままゴール前まで持ち運ばれてゴールを決められてしまいました。
後半開始早々の失点で少し浮き足立ってしまったのか、前半の最後と同様にややガンバ大阪の時間帯となってしまいます。
しかし、相手を見て、相手のプレスを剥がしながらボールを前進させる回数が増えてくると試合の流れが少しずつ変化します。
55分に最終的にはオフサイドとなるものの、細かいパスワークから相手ゴール前に侵入する形ができると、この辺りから相手陣地でのプレーする時間が長くなっていきました。
すると、66分にペナルティエリア内でボールを受けた小野田が倒されてPKを獲得し、このPKを小野田が自ら決めて同点とします。
試合は同点となり、ここから逆転に向けて攻勢を仕掛けていきますが、勝ち越しゴールを奪ったのはガンバ大阪でした。
72分、自陣でボールを奪い、攻撃に移行するところでミスが出てしまい、一気にゴール前までボールを持っていかれてしまうと、最後はペナルティエリア手前からカットインからシュートを決められてしまいました。
残り時間10分を切ったところで非常に痛い勝ち越しゴールを許し、苦しい試合展開となりますが、選手達は同点を目指して攻撃を仕掛けていきます。
積極的に相手ゴールへと迫り、相手に防がれてもセカンドボールを回収し、分厚い攻撃を仕掛け続けていきました。
すると、80分でした。
ゴール前で複数人が絡んで相手を崩すと、最後は途中出場の伏見が冷静にゴールへと流し込み、土壇場で同点とします。
最後までお互いに勝ち越しを狙って攻防を繰り広げますが、スコアは動かず、2-2で試合は終了しました。

この結果、2022年のサンライズリーグは10勝4分10敗の7位(13チーム中)で終了しました。
夏のクラブユースで全国大会を制したものの、サンライズリーグでは安定して自分達の力を発揮することが出来ずに不安定な戦いが続きました。
攻撃では技術の質とフィニッシュの精度、守備ではボールを奪い切る力や状況判断などが不足しており、さらに試合に勝つために必要なサッカーの理解もリーグ戦を勝ち抜くためには充分ではなかったと思います。
サンライズリーグ戦も終了し、高円宮杯の関西予選まで少し時間があります。
今回のリーグ戦の結果をしっかりと検証して、選手達の更なる成長を促すとともに、課題にもしっかりと向き合っていきたいです。

最後になりますが、今年もコロナウイルスの影響によって社会情勢が厳しい時期があり、活動をすることにも様々な制約があった中で、今大会に参加させていただいたことは、大会関係者の皆様をはじめとする多くの方々のご尽力があってのことだと思います。
この場を借りて、深く御礼申し上げます。

本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、温かい応援ありがとうございました。


セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 上野 秀章