セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮杯U-15 選手権 準決勝 ヴィッセル神戸U-15戦|レビュー:

2022.12.25
2022年12月25日(日)高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会 準決勝
セレッソ大阪U-15 0-3 ヴィッセル神戸U-15
試合詳細 >
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本日、 高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会 準決勝 ヴィッセル神戸U-15戦が味の素フィールド西が丘で行われました。

試合は、立ち上がりから動きの少ない試合となりました。
1-4-3-3のビルドアップに対して、組織的な守備で相手の攻撃を前進にさせずにボールを奪いにいきたいところでしたが、相手に前進をさせないもののDFラインでボールを繋がれてしまい、こちらもボールをなかなか奪うことができませんでした。
膠着した展開が続く中、少しずつ相手のアンカーやインサイドハーフの選手のところでフリーを作られてしまい、徐々に攻撃を受ける回数が増えていきます。すると、28分にCKのカウンターからクロスを上げられてしまうと、ゴール前中央で一度は相手のシュートを防ぐものの、こぼれたボールがゴールへと吸い込まれて先制点を与えてしまいました。
先制を許したセレッソも37分にロングスローの流れから上山のシュートはGKの正面に飛んでしまい、同点とすることができませんでした。
逆にその直後の38分に、自陣でのクリアミスから相手に中央を破られてしまい失点、0-2と2点のビハインドで前半を終えました。

後半、なんとか反撃を試みたいところでしたが、思いとは裏腹に出鼻を挫かれてしまいます。
41分、自陣でクリアボールを拾われて、30mほどの距離からミドルシュートを決められてしまい0-3とされてしまいました。
早い時間で3点のリードを奪われたものの、選手達は最後まで諦めずに反撃を試みます。
しかし、今日は試合を通じてプレースピードが上がらず、技術ミスや出し手と受け手のタイミングがズレるといったことが目立ちました。
今大会を通じて出来ていた攻撃での良い面を出すことができなかったため、ボールを保持する時間もありましたが、結局最後まで相手のゴールを脅かす場面を作れずに試合は終了。
0-3で敗戦となり、準決勝敗退となりました。

この結果をもちまして、U-15の選手達のセレッソでの公式戦が終了しました。
今の3年生はコロナウイルスの蔓延により、多くの時間を活動休止や制限のある中でのアカデミー活動となり、非常に大変な3年間を過ごしてきました。
様々な経験をする機会も失われてきましたが、夏のクラブユースでの全国優勝や今回の高円宮杯ベスト4など素晴らしい結果を出してくれました。
限られた環境や時間の中でも、自分自身と向き合い日々成長するための努力を続けてきた選手達は素晴らしかったと思います。
これから選手達は、それぞれ別の道に進んでいくことになりますが、これからもセレッソ大阪のアカデミーで経験したことや学んだものを糧に次のステージでも夢を実現させる努力を続けてほしいです。

最後になりますが、まだコロナウイルスの影響が残る中、選手達が今大会に参加し、素晴らしい経験を積むことができたのは、運営に携わってくださる大会関係者の皆様をはじめとする多くの方々のご尽力があってのことだと思います。この場を借りて、深く御礼申し上げます。
また、遠い東京まで来ていただいた保護者の皆様、サポーターの皆様、選手達への温かい応援本当にありがとうございました。



セレッソ大阪アカデミーGKコーチ
上野 秀章