セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ2部 第20節 奈良YMCAサッカークラブジュニアユース戦|レビュー:

2024.09.29
2024年9月29日(日)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2024 関西サンライズリーグ2部 第20節
セレッソ大阪和歌山U-15 3-3 奈良YMCAサッカークラブジュニアユース
試合詳細 >
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本日、高円宮杯JFA U-15サッカーリーグ2024関西サンライズリーグ2部第20節vs奈良YMCAサッカークラブジュニアユースがナラディーアBで行われました。

試合は立ち上がりから、攻守の切り替えが激しく、主導権を奪い合います。
前半7分、右サイド深い位置からのFKでピンチを迎えます。ゴール前へ上がってきたクロスボールに対してGK尾藤がチャレンジしますが、弾ききれず、相手に合わせられてしまいますが、DF田中がゴールカバーへ入り、ゴールライン上でボールを跳ね返します。
前半13分、リーグ戦初先発の1年生MF磯本が中央で起点となり、FW宮井へラストパス。宮井はドリブルでゴール前へ侵入していき、そのまま左足を振り抜きますが、相手DFにシュートブロックされてしまいます。
その攻撃で得たCKのこぼれ球をMF谷上がシュートを放ちますが、ゴールの枠を捉えることができません。その後も一進一退の攻防が続きます。
スコアが動いたのは前半29分でした。自陣右サイドからロングスローがゴール前へ送られます。一度は跳ね返しましたが、そのこぼれ球を拾われてしまい、ミドルシュートを決められてしまい、0-1となります。その後もサイドを起点として何度かチャンスは作りましたが、決め切ることができず前半終了となります。

ハーフタイムにはシュートを打ち切る、決め切る為に予測、準備をより素早くして、中央とサイド攻撃の使い分けの確認をします。

後半は開始からテンポよくボールを動かすことができましたが、後半6分、相手DFラインの背後へ送ったパスをヘディングで弾き返されて、カウンターを受けます。センターサークル付近から相手FWへスルーパスが通り、そのままゴールへ流し込まれてしまい、0-2となります。
後半10分にMF浦下、20分にMF北野を投入して攻撃の活性化を試みます。その2人が右サイドで起点となり、DFライン背後へ抜け出しますが、パスの精度が低く、またタイミングが合わずオフサイドとなり、中々チャンスを作ることができません。
そんな中後半30分、CKのファーサイドで合わされてしまい、0-3。
3点差、残り10分と追い詰められてしまいましたが、選手たちは諦めませんでした。失点直後の後半31分、前線からプレスをかけ、高い位置で奪ったボールを素早く右サイドでフリーの浦下へボールを渡します。浦下は冷静にゴール左隅へ流し込み、1-3。
さらに攻め続けます。後半40分、自陣左サイドでボールを受けたDF結城は1タッチでゴール前へ走り込んだFW宮井へピンポイントのパスを送ります。宮井は見事な1stタッチでDFの背後へ抜け出し、GKとの1vs1の場面も冷静にシュートをゴールへ流し込み、2-3となります。
アディショナルタイム、相手も試合を終わらせようとセレッソDFラインの背後へボールを送り込んできましたが、自陣深い位置から再びDF結城のロングフィードに宮井が反応して浦下がボールを収めてDFラインの背後をとることに成功します。相手DFも諦めずに追いかけてきます。またGKも間合いを詰めてきます。GKと交錯、相手DFのコンタクトで一度は倒れてしまいましたが、すぐに立ち上がり、こぼれ球を拾い、ボールをゴールに蹴り込み、執念の同点弾となり、試合は3-3で終了となりました。

ボールを持ってチャンスを多く作ることができましたが、ゴール前でのプレーの精度を欠き、また一瞬の隙を作ってしまい、3点差を追いかける非常に厳しい展開となりましたが、全員が最後まで諦めないプレーで試合を同点にすることができました。選手たちの精神的な強さ、メンタル的な成長を感じる試合でした。また最後までプレーをやめない、諦めない大切さも実感できる試合となりました。

この結果により2部残留は決定しましたが、残り2試合1つでも順位を上げられるように個人の成長に目を向けてトレーニングに取り組みます。

本日も保護者、サポーター、関係者の皆様、応援していただきありがとうございました。
引き続き、温かいご声援よろしくお願いいたします。


(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 但馬 佳樹)


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