セレッソ大阪スポーツクラブ

U-13選抜 スペイン遠征レポート(5)

2025.09.14
セレッソ大阪U-13選抜 スペイン遠征 5日目の報告です。

昨日、グループステージが終了し下位トーナメントを闘うことが決まったアルネドカップ2日目。
「SAKURA SPECTACLE旋風を巻き起こす」という目標を達成するべく勝負に貪欲になり、少しでも色濃い経験を持ち帰ることを確認し、試合会場に向かいました。

1試合目の対戦相手はスペインの強豪レアル・ベティスです。
相手は攻撃時に3-2-4-1の布陣をとり、中盤で数的優位をつくって効果的に前進してくるチームです。
対するセレッソ大阪は中盤をコンパクトな距離感でスペースを消しながらハイプレスをかけ、ボールを奪ってより良い攻撃に繋がれることを目指します。




序盤は相手の立ち位置が気になり、重要なスペースを開けてしまうシーンが目立ちますが、ベンチとピッチ上のリレーションもあり、徐々に良い守備からいい攻撃に繋がる時間が増えていきます。攻撃でも意図を持ってボールを動かし、技術で相手の守備網を掻い潜ることを目指しますが、あと一つ崩しきれず余裕を持ってシュートを放つことができません。
ハーフタイムには丸山監督から、守備の確認と、中盤の選手が積極的にボールを受ける回数を増やすことを確認し、後半戦に臨みました。

試合は0-0のまま、試合終了のホイッスルがなり延長戦を行わずPK戦へと向かいます。
PK戦に入る前にはみんなで気持ちを一つにして、もう一度円陣を組みPK戦に臨みました。
PK戦は観客席からの影響やプレッシャーがある中でも、選手たちは自分達の間や間隔でシュートを打つことを意識しました。
しかし、相手GKのビッグセーブもあり、2-3で敗戦という形で終わりました。
悔しさの残る1日目の試合を受けて、自分たちのプレーをより強く表現しようと奮起した姿勢が、随所に表れていた試合でした。




2試合目の対戦相手は同じアジア圏から参加してあるDREAM台湾というチームです。
グループリーグではFCバルセロナと対戦し惜しくも0-1で敗れましたが、善戦を繰り広げたチームです。
お互いに攻守においての狙いやストロングを確かめ合う序盤は、お互いに落ち着きがなく、ボールを保持することができません。
徐々にボールを意図的に動かすことができるようになった前半終盤に安田が豪快にシュートを振り抜き先制点を奪います。

後半も相手コートに積極的に攻め込みたいセレッソ大阪でしたが、守備で奪ったボールを効果的に攻撃に繋げることができません。
攻めあぐねていた時間から、徐々に修正が進み、中盤でボールが出入りするようになってからは、山下、神楽所の活躍もあり得点を積み重ね3-0とスコアを伸ばします。最後はビルドアップから相手のハーフスペースを効果的に使い、ゴール前まで相手を崩して最後は安田がドッペルパックを達成し、試合終了のホイッスル。4-0で勝利を収めることができました。
最後の得点は自分達が自陣からボールをパスで繋いで得点を奪うことができた、非常にすばらしい得点だったと思います。

試合詳細はこちら





試合終わりには上位トーナメントの準決勝を観戦しました。
決勝に進んだ、CAオサスナとセルタ・デ・ビーゴはどちらもグループステージで闘った2チームでした。
FCバルセロナやビジャレアルなどのビッグクラブとの対戦にも臆することなく、勇敢に且つ強かに戦い決勝への切符を手にした姿に、私たちも感銘を受けた試合となりました。


明日はアルネドカップ最終戦となります。
vsE.F. アルネド (日本時間 16:30キックオフ)

最終日も決して歩みを止めることなく、果敢にチャレンジをしたいと思います。


(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 田端 勇規)


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