セレッソ大阪スポーツクラブ

関西女子U-18 INAC神戸レオンチーナ戦|レビュー:

2025.09.17
2025年9月15日(月)U-18女子サッカーリーグ2025 関西1部
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 3-1 INAC神戸レオンチーナ
試合詳細 >
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U-18女子サッカーリーグ2025関西が開催されました。
相手はINAC神戸レオンチーナ、前期リーグとクラブユース関西予選とで今季はここまで1勝1敗。ライバルであり、リーグでも上位を走る相手との大一番に、特別なモチベーションで臨みました。

相手ボールで試合開始。
開始から、3バックの組み立てに対して、両SHのスイッチをきっかけに相手陣内でのボール奪取を狙います。迎えた10分、相手ゴールキックから中盤に放たれたフィードをVO飯田が跳ね返し、FW中村がおさめてスルーパス、走り込んだSH竹田がGKとの1対1を逆サイドネットに決め、良い時間帯に先制点を奪います。
対するINACも、高さと強さのあるアタッカーのポストプレーで起点を作り攻撃を試みますが、セレッソDF陣が跳ね返し、決定機は作らせません。
25分にはGK天野からCB四本、VO牧之瀬、FW中村と中央を繋いで前進し、SB松浦からのクロスのこぼれを飯田が詰めますが、これは惜しくもポストに阻まれます。
すると44分、再びハイプレスからセンターライン付近で四本がインターセプトしたボールを松浦、中村と繋ぎ、最後は中村の個のドリブル突破からのシュートが決まり、2-0。リードを広げます。
前半終了間際には、ビルドアップの連携ミスから相手に最大の決定機を与えてしまいますが、CB四本のゴールカバーで切り抜け、2点リードのまま前半を折り返します。

ハーフタイムには、守備時のタスクや連動の確認と右サイドの攻撃面の修正、またFW田村に代えて亀井を投入し、後半に向かいます。

暑さが一段と厳しくなった後半も、切れ目ない切り替え、アグレッシブな守備を続けます。
飲水後の63分、66分にはLSH安田がクロスとスルーパスから抜け出し決定機を迎えコースをついたシュートを放ちますが、相手GKにセーブされ得点には至りません。
逆に流れが相手に傾き始めた73分、ビルドアップから自陣へ侵入を許し、一度はクロスを弾いたものの、二次攻撃でDFライン背後にうまく抜け出され、失点。1-2と追い上げられます。この場面で負傷したGK天野に変えて関口、さらに両SHにフレッシュな林祐、林優を投入し、クーリングブレイク後の残り時間で立て直しを図ります。
追加点を狙いたいところでしたが、疲労から全体的に守備が間延びし、奪った後のボールも繋がらず、シンプルな攻撃を仕掛けてくる相手にしばらくは押し込まれる時間が続きます。
猛攻に耐えた後のアディショナル1分、再びプレッシングから飯田が突いたボールが林優へ。DF1人を交わしそのまま右足を振り抜くと、GKに触られながらもゴールイン。
残り時間も最後まで集中を切らさず体を張って戦い、3-1での勝利を収めました。

素早い切り替え、連動した守備から流れを作り勝利を掴めたこと、また追い上げられた中でも大きく乱れることなく試合を終えられたことは、前期に欠けていた部分からの成長として一つの自信となりました。次節、神戸弘陵との一戦に向けて、攻撃の決定機の質の向上や終盤での守備の連動性と強度といった課題にしっかり向き合い、チーム一丸となって準備していきたいと思います。

本日も暑い中、多くの保護者の皆さま、関係者の皆さま、サポーターの皆さまに応援に駆けつけていただきました。
温かいご声援をありがとうございました。
引き続き、応援をよろしくお願いします。


(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 武末彩子)


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