セレッソ大阪スポーツクラブ

関西女子U-18 神戸弘陵学園高等学校戦|レビュー:

2025.09.23
2025年9月23日(火)U-18女子サッカーリーグ2025 関西1部
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 4-2 神戸弘陵学園高等学校
試合詳細 >
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U-18女子サッカーリーグ2025関西が開催されました。
相手は前期に引き分けた神戸弘陵学園高校。今回は、ボールを保持するだけでなく相手に脅威となる攻撃を仕掛け、90分通して試合をコントロールして勝ち点3を掴み取ることを目標に臨みました。

セレッソボールで試合開始。最初のチャンスは6分におとずれます。
左サイドでSB牧口のインターセプトから、SH林祐がタイミングよく抜け出し、ボックス内に侵入してカットバック。右SBの西村が詰めますが、惜しくも相手に阻まれます。
中盤ブロックでラインを高く敷く相手に対し、前線や2列目の選手が変わるがわる背後を伺いながら、迎えた19分。牧口からの楔パスをFW中村が収め、背後に抜け出すVO飯田へ。GKとの1v1を冷静に流し込み先制に成功します。続く21分、今度は左SHから林祐が自ら仕掛けフィニッシュ。良い時間帯に2-0とリードします。
ここで追加点を取って流れを完全に引き寄せたいところでしたが、 逆に24分、警戒していた相手SHの突破に思わずファール、ペナルティエリア付近正面でフリーキックを与えてしまいます。DFラインとGKの間に蹴られたボールを飯田が戻りながら捨て身のクリア。ピンチを切り抜けます。
その後も、ボールを保持しながらゴールに迫りますが、フィニッシュで力が入り、追加点が奪えません。
終盤に大きなピンチを二度迎え、ポストやシュートミスに救われた後のアディショナルタイムでした 。ロングボールのクリアが小さくなったところを拾われ、ボックス内で1v1。DFが対応しますが、ファーサイドに決められ1-2。ここで前半が終了します。

ハーフタイムには、ビルドアップの関わりの修正と、守備においてはフィードのターゲットとなる選手を自由にさせないことを確認して、後半に向かいます。

開始から両SH林優、林祐の仕掛けからチャンスを作って流れを作ります。51分、コーナーキックの二次攻撃を牧之瀬がゴール前に送りこみ、中村が冷静に相手の逆をとり、3点目。
さらに59分には中盤から西村、飯田、林祐と中央を繋ぎ、中村がDFの間を抜け出し相手のプレッシャーを受けながらもフィニッシュ。4-1とします。
ここで田村に変えて安田を投入、更なる得点を狙います。 65分には右SB松浦から中村、牧之瀬が関わり飯田が3人目で抜け出してクロス。ゴール前に人数をかけますが、得点には至りません。
給水後の再開、相手スローインから狙い澄ましたクロスが送り込まれファーに走られますが、相手のシュートは力なく枠を外れ事なきを得ます。その後も相手陣内で押し込みながら試合を進めますが、ペナルティエリア内で相手の粘り強い守備に阻まれます。 相手も選手やポジションを変えて攻撃のギアを上げてくる中で、セレッソも山崎、亀井を投入し攻撃の活性化を図ります。
最後までアグレッシブに戦い試合をきっちりと締めくくりたいとこ ろでしたが、85分、相手のゴールキックの跳ね返し処理が小さくなったところを拾われ、走り出したSHに抜け出されます。前半の失点と同様の1v1を作られ対応しますが、コースをしっかり突かれ失点。回数は多くないものの精度ある攻撃を発揮する相手に上回れます。
この後もカウンター、ミドルと、様々な選手が追加点を狙いますが、ゴールは遠く、4-2で試合終了となりました。

優勝争いに向かう中で終了間際の失点は悔やまれますが、前節と異なる選手の活躍のもと前期に勝ちきれなかった相手に勝ち点3を取ることができたこと、失点場面においても改善点が明らかになったことをポジティブに捉え、 9月の大切な3連戦の最後の1試合である追手門学院戦に向かって準備をしていきたいと思います。

本日も、多くの保護者の皆さま、関係者の皆さま、サポーターの皆さまに応援に駆けつけていただきました。
温かいご声援をありがとうございました。
引き続き、応援をよろしくお願いします。


(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 武末彩子)


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