セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮杯U-15 関西プレーオフ グループC 3回戦 ヴィッセル神戸伊丹U-15戦|レビュー:

2020.11.09
2020年11月8日(日)高円宮杯JFA U-15サッカーリーグ2020 関西プレーオフ グループC 3回戦
セレッソ大阪U-15 3-1 ヴィッセル神戸伊丹U-15
試合詳細 >
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本日、高円宮杯JFA 第32回全日本U-15サッカー選手権関西地域プレーオフ準決勝 ヴィッセル神戸伊丹U-15(SL2部⑥)戦が奈良フットボールセンターで行われました。

試合前のミーティングで、試合の入り方と試合を通してやるべきことを徹底して続ける事を確認して試合に挑みました。
試合は、開始から前線からのプレッシングで相手に圧力をかけて押し込んでいきます。
5分には、相手陣地深くで獲得したFKからの折り返しに合わせた西村が決定的なシュートを放ちます。シュートはポストに当たりゴールを外れますが、序盤から積極的な姿勢を見せ、優勢に試合を進めていきました。
すると、7分には相手GKからCBへのパスに対して、千葉が鋭い出足でプレスをかけます。これに慌てたCBがGKへリターンパスを返すと、アプローチをした千葉がクリアしようとしたGKよりも先にスライディングでゴールへ押し込み、早い時間で貴重な先制点を奪うことに成功しました。
先制した後も、前線からのプレッシングでGKから攻撃を組み立てようとする相手にビルドアップをさせず、苦し紛れに蹴ったロングボールを回収し、奪ったボールをしっかりと保持、幅を有効に活用しながらサイドから攻撃を仕掛けていきます。
25分にも、中盤での連続したアプローチで相手の前進を許さず、相手が攻撃をやり直すためのバックパスを千葉が奪い、対応したDFを振り切り追加点を奪いました。
38分にクリアが中途半端になったところを回収されてミドルシュートを決められてしまいますが、終始優勢に試合を進めて前半を2-1で折り返しました。

後半は開始から3人を交代し、縦に早い攻撃にシフトチェンジしてきた相手に対して、前半とは一転して守勢に回る時間が長く、我慢の展開となりました。
プレッシングには行くもののロングボールで裏返されて、次第にコンパクトさが欠けてしまい、徐々に2ndボールの回収率が下がってしまいます。
ロングボールにより、前半よりも攻撃の起点を前で作られてしまい、そこからスピードのある前線の選手に仕掛けられて、押し込まれてしまいました。
しかし、苦しい展開の中でも全員でハードワークをし、最後の部分ではGK青谷を中心にしっかりと体を張り相手に得点を許しません。
そして、我慢を続けた80+1分でした。
自陣のバイタルエリアで清水が相手のパスをカットして、奪ったボールを前がかりとなっていた相手DFラインの背後へループパスを出します。
パスに反応した千葉がハーフラインからドリブル、相手のチャージを振り切り、最後はGKを交わしてゴール。
千葉のハットトリックとなるゴールで粘る相手を突き放し、試合はこのまま3-1で終了。
タフなゲームでしたが、しっかりと勝ち切り、来週に行われるプレーオフ決勝戦へと駒を進めることが出来ました。

次戦は11月14日(土)、対戦相手は八尾大正フットボールクラブ(大阪②)となります。
全国大会への出場権が得られるように、しっかりと良い準備をして、次の試合に臨みたいと思います。


(セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 上野 秀章)