セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮杯U-15 関西プレーオフ グループC 決勝戦 八尾大正フットボールクラブ戦|レビュー:

2020.11.15
2020年11月14日(土)高円宮杯JFA U-15サッカーリーグ2020 関西プレーオフ グループC 決勝戦
セレッソ大阪U-15 1-1 八尾大正フットボールクラブ
試合詳細 >
------
本日、高円宮杯JFA 第32回全日本U-15サッカー選手権関西地域プレーオフ決勝 八尾大正フットボールクラブ(大阪②)戦がJ-GREEN堺S8で行われました。

立ち上がりから優位に試合を進めるものの、5-4-1の守備的なシステムを選択して来た相手に対して攻撃面で手を焼きます。
緊張のせいかボールが足につかずに技術ミスが目立ち、背後を取る動きやサイドチェンジなどが少ないために攻撃にダイナミックさが欠けてしまい、簡単に守られてしまう展開が続いてしまいます。
ボールロストが多くなる中、相手の単調な攻撃にも助けられて簡単にボールを回収し、何度も攻撃を試みていくと、18分に先制点を奪うことに成功しました。
前線から連動したプレスをかけて、ボールを奪った坂上が千葉へパス。ボールを受けた千葉が右サイドから中央へドリブルで運び、最後はペナルティーエリア付近から左足でのコントロールされたシュート。これがゴール左に決まり、1-0としました。
先制点を奪って勢いに乗りたいところでしたが、その後もテンポが上がらずに前半は1-0のまま終了しました。

後半も前半と同様の流れが続きます。
優位には試合を進めるものの、完全に試合を掌握するわけでもなく、時間が経過していきます。
時間の経過とともに不用意にボールを失い、コーナー付近までボールを運ばれてしまう場面が増えてしまいました。
すると、62分でした。
CKからゴール前中央に対空時間の長いボールを入れられてしまいます。
クリアしきれなかったボールを押し込まれてしまい、同点とされてしまいました。
同点とされてからは一進一退の展開となります。
千葉を中心に何度かチャンスを作るものの、フィニッシュの精度を欠いてしまい得点を奪うことはできません。
結局、両チームとも追加点を奪う事は出来ずにPK戦へと突入となりました。

先行のセレッソは千葉が幸先よく決めます。そして、ここから青谷が素晴らしい活躍を見せます。なんと相手の1〜3人目のキックを3人連続ストップします。
対するセレッソは、1人が失敗するものの、4人目の北浦が冷静に決めて試合終了。
PK戦までもつれ込んだもののしっかりと勝ち切り、12月に行われる全国大会への出場権を獲得することが出来ました。

勝ったものの、非常に課題の多い試合となりました。
この結果に浮かれることなく、全国大会に向けてチームとしても、個人としてもさらに向上していけるように、日々のトレーニングを全力で取り組んでいきたいと思います。

本日もサポーターの皆様、保護者の皆様、関係者の皆様、温かい応援ありがとうございました。



セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 上野 秀章