セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ1部 第1節 奈良YMCA戦|レビュー:

2021.07.18
2021年7月17日(土)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2021 関西サンライズリーグ1部 第1節
セレッソ大阪U-15 2-1 奈良YMCA
試合詳細 >
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本日、延期されていた 2021 サンライズリーグ 第1節 奈良YMCA戦が奈良フットボールセンターで行われました。

試合は立ち上がり早々に動きます。
相手のDFライン背後へのロングボールを小西がヘッドでGKへ返しますが、このボールが短くなり、相手FWに奪われてしまいゴールを決められてしまいます。
早い時間で失点してしまい、この日も苦しいスタートとなりました。
同点にしたいところでしたが、相手の勢いを受けてしまい、押し込まれる展開となりました。
ボールを受けるまでの準備が悪いために、ミスが多く、時間の経過とともにボールを受けるのを怖がってしまい、ボールを前進させるどころかショートカウンターで押し返される流れが続きました。
前半の最後に決定機を作り出しましたが、それ以外は厳しい内容の前半となりました。

ハーフタイムで前半の問題点を確認します。
迎えた後半、すぐに試合が動きました。

後方から丁寧に繋ぎ、相手の間で上手くパスを受けながら相手の陣地へボールを運んでいくと、最後は左サイドでボールを受けた伏見がシュート。GKが弾いたこぼれ球を安田が押し込んで同点とします。
同点とした後は、意図的にボールを運び、試合を優位に進める事が出来ました。
しかし、優位に試合を進めながらも勝ち越す事が出来ずにいると、徐々に体力的に厳しくなり、一進一退の展開となっていきます。
選手交代を用いながら流れを引き寄せたいところでしたが、その狙いとは裏腹に押し込まれる時間が長くなっていきました。

押し込まれる中で数多くのセットプレーや幾度か決定機を作られますが、嶺のセーブなどで耐え凌ぐと、最後にチャンスが訪れます。

後半もアディショナルタイムに入り、ゴール前でピンチを迎えますが、途中交代の増田がゴール前に戻り相手のボールをカット、カットしたボールを面高が受けて運びます。
面高が相手陣地まで運び、左サイドにいた北條へパス、北條がカットインからシュート。
このシュートはGKにセーブされますが、こぼれ球に安田が反応、再びゴールに押し込みました。
ゴールした直後に試合は終了。2-1で勝利する事が出来ました。

クラブユースと前節で負けている中で勝ちに繋げられたのは良かったですが、チームとしても選手個々の部分でも非常に課題の多い試合となりました。
勝ちながら、内容も伴っていくように日々のトレーニングから質を上げていきたいと思います。

本日もコロナ禍での開催となりましたが、無事に開催できたことをこの場を借りて深く御礼申し上げます。
関係者の皆様、ありがとうございました。



セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 上野 秀章