セレッソ大阪スポーツクラブ

高円宮杯U-18プレミアリーグ 第6節 履正社高等学校戦|レビュー:

2022.05.07
2022年5月7日(土)高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2022 第6節
履正社高等学校 2-2 セレッソ大阪U-18
試合詳細 >
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本日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2022 WEST 第6節履正社高校戦が履正社茨木グラウンドで行われました。
試合は立ち上がりからテンポ良くパスを繋いだセレッソがチャンスを多く作り出します。
前半2分、中盤で相手のボールを奪った木實のパスに木下がDFラインを抜け出しGKと1対1を迎えます。しかし前に出てきたGKにコースを狭められシュートは枠を捉えることができません。
17分にも末谷のパスを金本がDFライン際で受け、うまく抜け出し、GKと1対1になるもシュートはGKの正面。チャンスに決めきる事が出来ません。
21分には皿良のクロスに木下が合わせますが、このシュートはクロスバーを叩き、こぼれも詰めきれません。
チャンスを多く作り出すものの決めきれない、嫌な展開が続くと前半27分、ロングボールから自陣左サイド深い所に走り込まれた相手に中に切り込まれPA内にドリブルで侵入されます。これに対しDFが後ろから倒してしまいPKを取られてしまいます。このPKをしっかり決められて、先制を許してしまいます。
その後、35分には再びチャンスが訪れます。和田のCKをファーサイドで白濱が頭で合わせます。しかしこれもバーに当たってしまいゴールとはなりません。
多くの時間でボールを保持しチャンスを伺うセレッソに対して、相手はロングボールを中心にサイドバック裏のスペースを起点に攻撃を仕掛けてきます。すると前半40分、ロングボールの処理が中途半端になったところを拾われサイドに起点を作られます。左サイドから中にドリブルで切り込まれ、PAやや外からのファーサイドへのシュートを打たれてしまいます。これが決まってしまい、痛い追加点を許してしまいます。
多くのチャンスを作り決定機を迎えながら決め切ることができず、逆に相手に少ないチャンスを確実に決められてしまい、0-2で前半を折り返します。
後半、相手はブロックを作ってこちらの縦に入れるパスを狙いカウンターを仕掛けてきます。
ボールを保持し動かしながらもなかなか相手のDFラインを崩すことができない時間が続きましたが、後半16分でした。DFライン背後に動き出した末谷に和田がパスを合わせてGKと1対1に。GKが飛び出しシュートに体を投げ出してきますが、きっちり決めて1点を返します。
このプレーで相手GKが足を負傷し、GKが交代となります。変わって出場となったのは、セレッソ大阪 和歌山出身の植野。
前節に続きJr.ユースをセレッソで過ごした選手が立ちはだかります。
その後、30分には木下がシュートチャンスを迎えるも枠を捉えることができず、逆にカウンターからPA内に持ち込まれシュートを打たれますが、ここはGKの春名がセーブし追加点を許しません。
後半43分、変わって出場した山田がDF背後を狙い動き出します。この動き出し対してパスがやや前に流れてしまい、相手GKがPAを飛び出しカバーに入ります。しかしクリアしようと蹴ったキックがミスキックとなり中央にいた末谷に渡ります。これを末谷が無人のゴールに流し込み、終盤で同点に追いつきます。
その後5分間のロスタイムを含め、何度も相手ゴールに迫りますが、決め切ることができずにこのままタイムアップ。
2-2で引き分けという結果に終わりました。
数多くチャンスを作り出すことができてきていますが、最後のところで決め切ることができず、我慢し続けた相手に流れを渡してしまい、課題となりました。
とはいえ、0-2から焦らず自分たちの技術にこだわりやり続けた結果、守りを固めた相手に追いつくことができたことはポジティブに捉えて、また次節、より高いクオリティで試合に臨めるように1週間全員で準備していきます。

今日も試合の開催に向けてご尽力をいただいた関係者の皆様、この場を借りて深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
そして今日もアウェイにも関わらず、多くの方にご声援をいただきました。保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、最後まで選手たちに拍手等での温かい声援を送ってくださり、本当にありがとうございました。


セレッソ大阪アカデミーGKコーチ
相澤 貴志