セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ2部 第15節 サルパFC戦|レビュー:

2022.07.31
2022年7月31日(日)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2022 関西サンライズリーグ2部 第15節
セレッソ大阪和歌山U-15 0-2 サルパFC
試合詳細 >
------
対戦相手のサルパFCは現在5位。6位のこちらとの勝ち点は4差。
上位争いに入っていくために、何とか勝利したい試合でした。
キックオフはサルパFCボール。ロングボールで自陣深くに押し込み、プレスをかけてきます。対して、こちらはいつも通り、自陣ゴールからボールを繋いでいきます。
前半3分、思いもよらない形で試合が動きます。相手がペナルティエリア付近で強引に打ったシュートを問題なくGK野呂がキャッチ。と、思いきや、ボールは後方に弾かれ、ゴールの中へ。試合開始早々、先制点を与えてしまいます。
ですが、時間はまだ十分にあるので、慌てずにボールを繋ぎ、相手ゴールを目指します。しかし、相手のハイプレスに対し、前線の選手が効果的にパスコースを作ることができず、うまく前進できません。
飲水タイム以降は前線の選手のポジショニングも改善され、プレスをかわし、相手陣内に進む回数が増えてきます。ゴール前でチャンスを迎える場面もありましたが、決め切ることができず、0-1のまま前半が終了します。

ハーフタイムでは、前線の選手がパスコースを作ることや、相手プレスに対して、どういうプレーが有効なのかを整理。
後半開始直後から、ビルドアップは改善され、どんどんプレスを回避していきます。
相手の前線・中盤は高い位置までプレスに来ますが、こちらの前線がMFの背後でボールを受けると、相手DFはずるずる下がるため、徐々に前進が容易になります。しかし、背後へのボールやコンビネーションの精度を欠き、決定機を作り出すことができません。
こちらが押し込み始めたことで、徐々に相手も自陣でブロックを敷くようになります。それに対し、前田や北口がミドルシュート狙うなど、工夫も見せますが、枠を捉えることができません。
相手陣内に攻め込む時間帯が長く続くも、ゴールをこじ開けることができず、1点ビハインドのまま試合は終盤に。
諦めずにゴールを目指しますが、遠い位置で与えたFKから不意に失点。痛恨の追加点を奪われてしまい、試合はそのまま0-2でタイムアップとなりました。

上位に食い込めるかどうかの一戦で、非常に痛い敗戦となりました。
失点時のミスはもちろん看過できませんが、無得点という結果にも向き合い、今後の練習でさらなる技術の向上に努めていきたいと思います。

サポーターの皆様、保護者の皆様、関係者の皆様、応援ありがとうございました。


セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 北口雄一