セレッソ大阪スポーツクラブ

クラブユース選手権(Uー15) ラウンド16 横浜F・マリノスジュニアユース戦|レビュー:

2022.08.20
2022年8月20日(土)第37回日本クラブユースサッカー選手権(Uー15)大会 ラウンド16
セレッソ大阪U-15 2-1 横浜F・マリノスジュニアユース
試合詳細 >
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本日、第37回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 ノックアウトステージ ラウンド16 横浜F・マリノスジュニアユース戦が中札内交流の杜で行われました。

試合はセレッソボールでキックオフ。
立ち上がりからボールを奪いにくる相手に対して、ボールを保持しながら攻撃を試みます。
中盤での攻防が続き、お互いに攻めきれない時間が続いていきました。
飲水タイムを境に、お互いにゴール前まで迫る回数が増え、試合が少しずつ動きだします。
すると、24分に先制点が生まれます。
左サイドで伏見がDFラインの背後へのパスを供給すると、ボールを受けた小野田が抜け出し、角度的にも難しくゴールまでの距離はありましたが、冷静にゴールへと流し込みます。ボールはポストに当たりながらもゴールへ吸い込まれて、貴重な先制点となりました。
先制してすぐにクロスから危ない場面を作られますが、タイミング良く相手との距離を詰めた瀧のブロッキングで難を逃れると、その後は相手のカウンターに手を焼きながらも最後のところで集中を切らさずにリードを守ります。
しかし、32分に自陣の深い位置で不用意にボールをロストしてしまうと、そこからゴール前まで持ち込まれてしまい、シュートを決められてしまいました。
前半の最後に一瞬の隙を見せてしまい、1-1の同点で前半を折り返しました。

同点で迎えた後半、前半と同様にボールを保持して攻撃を仕掛けたいセレッソ、プレッシャーをかけてショートカウンターを狙うマリノスという構図で試合が進みます。
後半は、前半よりも前にプレーする回数が増えてくると、徐々に相手ゴールに迫る場面が多く見られるようになりました。
43分、伏見の縦パスでうまくDFラインを突破した平山がGKとの1vs1の場面を作りますが、これは相手GKの好セーブで得点にはなりません。
少しずつ攻撃で良い形が見えて、ボールをロストしても、素早い切り替えでボールを回収して攻撃へとつなげる流れが出来てきた、46分でした。
ハーフライン付近で横パスを受けた金が小野田へ縦パスを入れます。相手をうまく外してボールを受けた小野田がポストプレーからタイミング良く走り込んできた増田へとパス、パスを受けた増田が仕掛けから相手を抜き切る前にシュートを打つと、このシュートは相手DFの股の間を抜けてゴール左下へ決まりました。
非常に良い攻撃の形で勝ち越し点を奪い、優位に試合を進めていきたいところでしたが、残りの時間は我慢を強いられる展開となりました。

残り時間、ここまで攻守で頑張ってきたものの、連戦の影響からチーム全体に疲れが見え出します。
足取りが重く、相手の縦に速い攻撃に苦しめられ、ボールを奪ってもなかなかボールを保持して自分達の時間を作り出すことが出来ません。
しかし、苦しい試合展開の中でも守備では粘り強く対応し、ボールを奪ってからも追加点を奪うために最後まで攻撃し続けようとします。
最後はオープンな展開となりますが、チーム全体が勝利の執念を見せて戦い抜きました。試合はこのままスコアが動くことはなくタイムアップ。非常にタフなゲームでしたが、2-1で勝利することが出来ました。

明日はベスト4をかけてツエーゲン金沢U-15との対戦が決まりました。
厳しいコンディションではありますが、明日に向けて最善の準備をしたいと思います。

本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、温かい応援ありがとうございました。


セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 上野 秀章