セレッソ大阪スポーツクラブ

クラブユース選手権(Uー15) 準決勝 サガン鳥栖U-15戦|レビュー:

2022.08.23
2022年8月23日(火)第37回日本クラブユースサッカー選手権(Uー15)大会 準決勝
セレッソ大阪U-15 2-1 サガン鳥栖U-15
試合詳細 >
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本日、第37回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会 ノックアウトステージ 準決勝 サガン鳥栖U-15戦が帯広の森球技場で行われました。

試合は、セレッソのボールでキックオフ。
フィジカルを前面に押し出して、ロングボールを主体にパワフルな攻撃を仕掛けてくる相手に対して、チーム全体で球際で戦ってボールを奪い、そこから攻撃に繋げていく展開となっていきます。
5分には鳥栖が、6分にはセレッソがチャンスを迎えるもともに得点には至らず、その後は一進一退の攻防を繰り広げていきました。
時間の経過とともに、相手の圧力にも慣れて、ボールを動かしながら相手ゴール前に迫る回数が増えていきます。
31分に、右サイドの深い位置まで進入した増田がグラウンダーのクロスを入れます。このボールに伏見が反応しますが、直前で相手DFにクリアされてしまいます。
34分にはCKのこぼれ球を伏見がシュートを打ちますが、わずかにゴールを外れてしまいました。得点こそ奪えなかったものの、前半の最後にチャンスをいくつか作り出し、良い流れで前半を折り返しました。

前半の良い流れを継続していきたい後半でしたが、立ち上がり2分で失点をしてしまいました。
ハーフウェーライン付近でFKを与えると、ゴール前に放り込まれてしまいます。
このボールはDFがはね返すも、こぼれ球をペナルティーエリア手前からダイレクトで、GKの瀧が一歩も反応できないシュートを叩き込まれてしまいました。
後半の早い時間で先制点を与えた上に、相手の前線からの圧力が増していきます。
ボールを運ぶことを怖がり、横や後ろを選択することが目立ち、相手に押し込まれる時間が長くなっていきました。
我慢を強いられる時間が長くなる中で、ロングスローや相手のパワフルなFWに対して粘り強く対応していきます。
すると、時間の経過とともにFWの小野田と安田を中心にゴールへと向かうプレーが増えていきます。
何度も仕掛けてははね返され、それでも残り時間も少なくなる中で何度も諦めずに攻撃を繰り返していきました。
残り5分を切り、敗北も頭をよぎりましたが、ここで選手達の攻撃的な姿勢が試合を動かします。
76分、左サイドで刈田がボールを運んで伏見へパス、パスを受けた伏見がドリブルからシュートを打ちます。シュートはGKの正面に飛びますが、力のあるシュートを相手GKが弾くとこぼれ球に反応した安田がヘディングで押し込み、土壇場で同点に追いつきました。
そして、延長戦に突入するかと思われた、79分でした。
刈田のパスを受けた小野田が、左サイドの深い位置でボールをキープします。そこから中へ向かってボール運びペナルティーエリア手前にいた金へパス、パスを受けた金が寄せてきた相手をコントロールで外してシュート。シュートはニアサイドを打ち抜き、終了間際に非常に大きな追加点を奪いました。
アディショナルタイムは2分、残り時間はロングボール、ロングスローやCKでのGKの攻撃参加などもあり、防戦一方となります。
しかし、最後まで危ない場面の連続ながらも選手達は最後まで体を張って守り切り、タイムアップ。

非常にタフなゲームでしたが、選手達の勝ちたい気持ちが相手を上回り、決勝戦への切符を掴み取ることが出来ました。
厳しいコンディションではありますが、明日もセレッソらしいプレーができるように、限られた時間の中で最善の準備をしたいと思います。

本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、温かい応援ありがとうございました。

セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 上野 秀章