セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ2部 第16節 高槻ジーグFC戦|レビュー:

2022.08.27
2022年8月27日(土)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2022 関西サンライズリーグ2部 第16節
セレッソ大阪和歌山U-15 3-0 高槻ジーグFC
試合詳細 >
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序盤からボールを保持するこちらに対し、相手は前線から激しくプレスをかけてきます。相手のディフェンスラインは非常に高く設定されているので、前線の選手達は背後へのランニングでチャンスメイクを図ります。
しかし、パスを出す選手がボールを止めてから相手の背後にパスを送るまでに時間をかけてしまうことが多く、ボールホルダーと受け手のタイミングが合いません。しかし、相手のプレスをひっくり返す姿勢を多く見せたことで、徐々に相手ディフェンスの間にスペースが生まれてきます。
そうした中、11分にゲームが動きます。相手中盤の脇でボールを受けた前田が相手の背後に飛び出した中村にパス。中村はGKを引き出し、横にフリーで走り込んだ小松がボールを受け、無人のゴールへ冷静に決め、先制します。
その後、相手の戦術・フォーメーション変更により、ビルドアップもプレッシングで苦労し、押し込まれる場面が続きます。数多いCKでも冷静に粘り強く対処し、前半を1-0で終えます。

後半も変わらず相手はタフに激しいプレスをかけてきますが、技術でボールを前進させ、50分に追加点が生まれます。岡村羽が前線でボールを受け、ターン。相手DFの逆を突くパスで米田がGKと1vs1の場面を作り出します。そこにフリーで走り込んだ中村がボールを受け、ゴールネットを揺らし、2-0。
78分には、左SB木村から右SH大谷へと、斜めにボールを前進させ、相手のプレスをかわします。前を向いた大谷の外側を須磨が長い距離をオーバーラップ。ボールを受け、勢いに乗ったまま鋭いシュートをゴール左隅に突き刺し、3−0。その後セットプレーからピンチを迎えますが、高い集中力で耐え凌ぎ、試合終了。

夏のオフを終えてから初の公式戦でしたが、コンディションの良さを感じさせる選手が多く、粘り強くタフに戦えた試合でした。
相手DFの背後を突く意識が強まってきており、相手にとって怖いプレーを選べる回数も増えてきました。その中で、成功の回数を増やせるように、これからも練習に励みたいと思います。

今回も、サポーターの皆様、保護者の皆様、関係者の皆様、応援ありがとうございました。


セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 北口 雄一