セレッソ大阪スポーツクラブ

全日本U-18女子サッカー選手権大会関西大会 決勝 INAC神戸レオンティーナ戦|レビュー:

2022.11.12
2022年11月12日(土)JFA第26回全日本U-18女子サッカー選手権大会関西大会 決勝
セレッソ大阪堺ガールズ 1-1 INAC神戸レオンティーナ
試合詳細 >
------
本日、京都洛西浄化センターでJFA第26回全日本U-18女子サッカー選手権大会 関西大会決勝戦が行われました。関西のライバルチームとして負けられない1戦。

序盤、3バックの相手に対して守備で柔軟に対応することが出来、セレッソが主導権を握ります。
攻撃でも判断を前から探すことや技術で時間を作るなどが発揮出来て相手に狙いを定めさせません。
すると、前半10分。相手のビルドアップを杉本が奪い、GKとの1vs1を冷静にゴールへ流し込み先制に成功します。
その後もチャンスは続きます。前半12分に左からのクロスを佐藤がシュート。前半18分、杉本のスルーパスから本谷が抜け出しGKと1vs1に。前半30分にはペナルティエリア中央でこぼれてきたボールを杉本がシュート。たくさんのチャンスを作りますが、相手の固い守備に阻まれたり技術が伴わずシュートが冷静に打てなかったりして、得点をすることが出来ません。

ハーフタイムには止めることの大切さや相手の狙いなどを整理しました。

後半に入ると徐々に疲れが見え始め、攻撃の距離間が遠くなってしまいます。
後半11分。中盤でボールを奪われカウンターを喰らいます。前述の通り、仲間同士の距離が遠くなっていたためボールにプレスをかける選手がおらず、前へと運ばれてしまいます。そして、ペナルティーエリアの右角付近でパスを受けられ、シュートを放たれ同点とされます。
その後は、INACに前線からプレスをかけられ相手に上手くハメられてしまいます。
選手交代を図り、攻撃のチャンスを作ろうとしますが、疲れからかシュートを打つための準備が足りず良い態勢でシュートを打つことが出来ません。
アディショナルタイムに相手のコーナーキックのこぼれ球を栗本が拾います。そこから相手についてこられながらもドリブルで70m以上運び、1人でゴール前まで持ち込みシュート。気持ちのこもったシュートは惜しくもゴールポスト左側を外れていきます。試合はそのプレーで終了。
そして、PK戦へ。PKでは中田凪が1本止めましたが、合計3-4で敗戦となりました。

とても多くの成果と課題が出た試合となりました。
選手の中でも、悔しさを感じると共に、次への決意を固めてくれたと思います。
今回の試合を糧に年始に行われる全国大会では必ずリベンジします。

本日は保護者の皆様・サポーターの皆様・関係者の皆様、ご尽力頂きありがとうございました。
また、今大会の運営を担当して頂いた京都のスタッフの皆様。様々なお気遣いを頂いたことで、選手たちがより良い環境でプレーすることが出来ました。重ねてお礼を申し上げたいと思います。

セレッソ大阪堺ガールズ監督 日高欣弘