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関西サンライズリーグ2部 第6節 セレッソ大阪西U-15戦|レビュー:

2023.04.08
2023年4月8日(土)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2023 関西サンライズリーグ2部 第6節
セレッソ大阪西U-15 8-0 セレッソ大阪和歌山U-15
試合詳細 >
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試合は、和歌山U-15のビルドアップに対して、西U-15がプレスからカウンターを仕掛けるという構図で始まります。
こちらがボールを保持してはいるものの、相手の激しいプレスにうまくボールを前進させることができず、何度も鋭いカウンターで危機にさらされます。
時折、相手の背後を突くことに成功し、FW青谷がシュートチャンスを迎えるも、ゴールを奪えません。
少し相手の強度にも慣れ始めた前半16分、CKから先制を許してしまいます。
さらに、直後の17分に自陣ゴール前でボールを奪われ、失点。立て続けにゴールを奪われ、一気に0-2とされてしまいます。
失点直後は少し慌てましたが、次第に落ち着きを取り戻し、西U-15の前線のプレスをかわす回数も増えていきます。
しかし、ディフェンスラインの背後を攻略するには至らず、決定的なチャンスも作ることができないまま、前半が終了します。

ハーフタイムでは、受ける技術を整理し、ボールをさらに前進させることを強調。しかし、後半開始直後、43分に自陣でボールを奪われ、失点。
その後46分にも失点し、後半の早い時間帯で0-4とされてしまい、苦しい状況に立たされます。その後も、西U-15の推進力に苦しめられます。
58分、68分、74分にも相手の縦に早い攻撃から失点。
1点を返そうと、顔を上げ、ボールを相手陣内に進めていきますが、得点は奪えず。アディショナルタイムにも失点し、0-8で試合終了となりました。

大差がついたゲームとなってしまいましたが、今回得た経験は大きく、さらに選手たちを強く鍛えてくれると信じています。
選手たちは相手のプレスに対して逃げることなく、何度失敗しても、最後まで真っ向勝負に挑みました。ボールを奪われることを恐れ、逃げるようなロングボールを蹴ったり、失点のリスクを恐れて自陣に引き篭もるようなこともしませんでした。挑戦したことによって得られた経験は大きかったように感じます。
もちろん、挑戦しているだけでは不十分なことも事実。無得点&大量失点という事実としっかり向き合わなければなりません。
試合を通じてボールを保持していたというよりは、プレスの強度に苦戦し、推進力のあるカウンターで押し込まれる状態が続いていたことは確かで、強度の高い相手にまだまだ技術で解決できる部分が多いとは言えません。
もっともっと技術を磨き、強くなっていきたいと思います。

本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、応援ありがとうございました。



(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 北口雄一)