セレッソ大阪スポーツクラブ

日本クラブユース選手権大会関西予選 枚方FC戦|レビュー:

2023.06.18
2023年6月18日(日)第47回日本クラブユースサッカー選手権 (U-18) 大会関西地区予選
セレッソ大阪U-18 3-1 枚方FC
試合詳細 >
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本日、第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会関西地区予選 第3代表決定戦 枚方FC戦が行われました。

本大会への出場権を懸けた試合となり独特の緊張感の中、キックオフを迎えます。
試合開始早々セレッソ大阪U-18が攻撃を仕掛けます。長短のパスを使い分け右サイドに侵入します。
中央に走り込んできたMFエレハクがミドルシュートを放ちますが、得点とはなりません。
得点を予感させる立ち上がりの直後、相手DFのクリアボールに対しDFラインで対応を誤りゴール前までボールを運ばれます。
ここはMFエレハクが対応しますが、両チーム非常に不安定な試合の入りとなりました。
セレッソ大阪U-18が攻撃を仕掛け、枚方FCが集中した守備でボールを奪いカウンターを仕掛けるという構図で試合が進みます。
前半3分、右サイドから攻撃を仕掛けFW小野田がゴール前でボールを受けます。GKのタイミングを外したシュートは惜しくも得点とはなりません。
前半11分には、DF白濱の迫力あるインターセプトから素早く前線にボールを送りチャンスを迎えますが得点出来ません。
セレッソ大阪U-18は攻撃を続けます。細かいパス交換でボールを繋ぎますが、少しの技術の乱れから時間を多く使い、相手にプレスをかけられます。
その結果ファールを受ける回数が増加しました。前半19分のFKではMF皿良の配球したボールをDF西川がフリーで合わせますが惜しくも得点とはなりませんでした。
その後は効果的な攻撃を展開出来ず、大きな決定機は無く無得点で前半を終了します。
一方守備では攻撃中のリスクマネージメントがやや遅く、対応が後手となりボールを前進させてしまう場面が非常に多かった前半となりました。

ハーフタイムには選手同士で問題点を出し合い、修正します。
個人で使う時間を短くする事。攻守において、やるべき事を我慢強くやる事を確認し後半に入ります。

後半開始からセレッソ大阪U-18は攻撃を強めます。
後半7分、MF平山が中盤でボールを奪いFW小野田へ。FW小野田がゴール前で粘り、駆け上がってきたDF中山へクロスを配球します。
DF中山のシュートは惜しくも相手GK正面となります。
続く後半10分には、右サイド深くをDF中山とMF平山の連携で突破しMF平山が相手GKと1vs1を迎えますが相手GKのセーブで得点出来ません。
後半11分には、立て続けに得たCKでチャンスを作りますが得点とはなりません。
後半15分には、相手DFがロングボールの対応を誤り、抜け出したDF中山が相手GKの頭上を越えるシュートを狙いますがゴールを外れます。
このまま時間が経過するかと思われた後半17分。CKから得点が生まれます。MFエレハクのボールに、ニアサイドへ走り込んだMF平山が頭で合わせます。
上手く合わせたボールはファーサイドのサイドネットへと吸い込まれます。
このまま得点を重ね試合を決めたいセレッソ大阪U-18でしたが、後半19分にクロスから失点を喫します。
同点とされたセレッソ大阪U-18でしたが、冷静に攻撃を仕掛けます。
後半31分、DF西川がハーフライン付近からボールを運び、途中出場のMF木實がボールを受けクロスを配球します。
中でMF安藤が合わせ溢れたボールをFW小野田が押し込み追加点を奪います。
後半終了間際の40分にはMF木實が相手エリアペナルティーエリア内をドリブル突破します。
小刻みにボールを触り、放ったシュートはDFやGKの対応を遅らせゴールを奪います。
そしてこのまま試合終了となりました。

本日の結果により、7月末より開催される本大会への出場が決定しました。
しかし代表決定戦を実施する事になった現実は、真摯に受け止めるべきだと感じます。
今回のクラブユース選手権関西予選の4試合で、多くの経験を積み上げる事が出来ました。
指導者、選手共に課題を受け止めて、修正し次の試合に向かいます。
保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、本日は応援ありがとうございました。

セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 稲田康志