セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ2部 第13節 柏田SC戦|レビュー:

2023.07.01
2023年7月1日(土)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2023 関西サンライズリーグ2部 第13節
セレッソ大阪和歌山U-15 5-2 柏田SC
試合詳細 >
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中断期間を終え、サンライズリーグが再開。
7月からはナイターゲームとなり、涼しいコンディションの中で試合に臨むことができます。
相手は前回の対戦で敗れている柏田SC。前線に推進力のある選手を揃えるパワフルなチームです。

序盤は相手の勢いに押され、ロングボールやセットプレーから危険なシーンをつくられますが、ケガから約3ヶ月ぶりに復帰したキャプテン中村尚を中心とした守備でゴールを許しません。
柏田SCの縦に速い攻撃に耐えながら、徐々にこちらのペースに持ち込みます。
ボールを落ち着かせながら相手の背後や間をうまく突き、少しずつ押し込み始めると、クロスから何度も好機を演出。ゴールは奪えませんが、相手の焦りも見え始め、好感触を得ながら試合を進めます。
しかし、押し込んでいる最中に後方のリスクマネジメントを疎かにしてしまい、カウンターで押し戻されてピンチを招くシーンが続きます。優位に試合を進めながらも、緊張感のある時間が過ぎていきます。
少し大味なプレーが見え始めた34分、怪我から4ヶ月ぶり復帰し、今季公式戦初出場となった松岡が角度のない位置からミドルシュートを決め、先制します。
強烈な一撃によって、チームは一気に躍動。
39分には中央の連携から岡村羽がゴール右隅に決めて2点目を挙げ、試合の流れは完全に和歌山U-15に。
前半のうちに3点目は奪えませんでしたが、良い雰囲気で試合を折り返します。

後半も立ち上がりはこちらのペース。
片桐・櫻井の両SBが駆け上がり、推進力のある攻撃を見せます。
しかし、柏田SCも鋭いカウンターからバー直撃のシュートを放つなど、一進一退の攻防を繰り広げます。
以降もこちらがボールを保持しながら相手の背後に飛び出すものの、途中でボールを奪われてカウンターを受けるという展開が続きます。
脚が止まり始めた69分、ロングボール1本で中央を突破されてしまい、GK相尾との1vs1を決められて1点差にされると、続く74分には左サイドからのクロスをヘディングで立て続けにゴールを奪われ、一気に同点に追いつかれてしまいます。
嫌な雰囲気が漂いましたが、選手達の目はここで下を向きませんでした。
中央の連携で相手を崩し、米田が相手の逆をつくラストパス。
ペナルティエリア内でフリーでボールを受けた松岡が再び左足を一閃。サイドネットに突き刺し、77分に3-2と再びリードします。
さらに78分、前田が目の覚めるようなミドルシュートをゴール右上に突き刺し、4-2。
80分には岡村羽が再びゴールネットを揺らし、一気に点差を広げます。
そして、この日がサンライズリーグ初出場となる泉本、山本がピッチに。その後、得点は奪えませんでしたが、危険な場面も全員がハードワークし、相手にシュートを打たせません。
スコアはそのまま5-2のままタイムアップ。
見事、リーグ再開試合を白星で飾ることが出来ました。

前期は思うように勝ち点を積み上げることができず、クラブユースでも引き続き苦しい状況が続いていましたが、今までの課題を振り返り、練習で実践を重ねてきた成果が表れたと感じています。全員が非常にタフで粘り強いプレーを見せてくれました。
また、怪我から復帰した選手の活躍がより一層チームの士気と競争力を高めてくれています。
次戦に向けてさらに強いチームになるべく、練習に励んでいきたいと思います。

保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、応援ありがとうございました。



(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 北口雄一)