セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ2部 第16節 伊丹FC戦|レビュー:

2023.07.24
2023年7月23日(日)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2023 関西サンライズリーグ2部 第16節
セレッソ大阪西U-15 0-2 伊丹FC
試合詳細 >
------
高円宮杯JFA U−15サッカーリーグ2023関西サンライズリーグ2部 第16節伊丹FC戦がダイセル播磨光都第3サッカー場にて行われました。

日も落ち少し風がある中、セレッソ大阪西のキックオフでゲームがスタートします。
立ち上がりからボールを握る時間が続きますが、容易なパスミスで相手にボールを引っかけてしまうシーンが多くフィニッシュまで繋がりません。前線から山元、岡崎、坂元が積極的にファーストディフェンスでアプローチをかけに行きますが、セカンドディフェンスの選手達が後手の守備が多く自分達の形でボールが奪えません。少しずつ伊丹FCにボールを持たれはじめ、特徴的なドリブルでゴールに向かってきます。
シュートも少なく中々ゴールに向かうシーンが見られない中、チャンスが訪れます。
前半38分、力石の献身的な守備からエゼモクェにボールが渡り、エゼモクェから山元に効果的な1タッチのパスが入ります。ボールを受けた山元がペナルティエリア内に侵入しキックフェイントで一枚剥がしシュートを放ちますが惜しくも相手DFにブロックされゴールとはなりません。
0-0のまま前半を折り返します。

ハーフタイムでは、ボールを本気で奪いに行くこと、シュートで終わる数を増やすこと、技術の時間を増やすことを共有し後半に入ります。

立ち上がりから積極的にボールを奪いに行き、距離感もコンパクトな状態でボールを奪うシーンが見られます。しかし後半4分にアクシデントが訪れます。ペナルティエリア内で決定的なシーンを作られ、シュートを打たれたところに手が出てしまい決定機阻止としてレッドカードで一発退場となります。
PKを献上してしまい残りの時間10人で戦うことになります。しかしこのPKを金谷が素晴らしい反応でセーブし得点を許しません。1人少ない中でも声を掛け合い、攻撃を組み立てて行きます。
しかし後半12分。右サイドから起点を作られ、ゴール前の崩しから失点し0-1となります。
こちらも点を取るためにギアを上げていきます。
後半16分。岡崎から山元へ効果的な縦パスが入ります。
相手を背負った状態からスクリーンで上手く前向きを作りシュートを放ちますが相手GKのファインセーブでゴールとはなりません。
後半20分、片山を投入しリズムを変えにいきます。
片山の積極的なドリブルからゴール前まで前進しますがシュートで終えることができず得点が奪えません。
そんな中、後半25分。ゴール前で1対1のシーンからドリブルで剥がされそのままシュートを流し込まれてしまい0-2となります。
國吉、西川を投入し攻撃に厚みをかけ得点を奪いにいきます。西川の前線からの積極的な守備からセカンドボールを回収し國吉にパスが渡ります。國吉が持ち前のテクニックで相手を剥がしチャンスを演出しますがゴールとはなりません。後半37分。米田を投入しプレーのテンポを変えに行きます。
後半アディショナルタイム。その米田が相手のボールをインターセプトし片山にボールが渡ります。
片山の仕掛けから國吉へボールが渡りゴール前で絶好のチャンスが訪れます。左足でシュートを放ちますがボール1個分枠を捉える事ができずゴールとはなりません。
そのまま試合終了となり0-2で敗戦となりました。

途中アクシデントもあり劣勢の中戦う形となりましたが、チャンスをしっかりと決めきることと、そのチャンスを作り出すためにもっと1人1人が技術を発揮しなければいけない事が明確になったゲームとなりました。
彼らが今後プロを目指す中で、ゲーム中にアクシデントがあり劣勢の中で戦うという経験を今回出来たことはポジティブに捉えてまた切り替えて前に進みたいと思います。

保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、遠方まで温かいご声援ありがとうございました。
次節も引き続き熱い声援をよろしくお願いいたします。

(セレッソ大阪西U-15コーチ 中島高行)