セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ2部 第17節 セレッソ大阪西U-15戦|レビュー:

2023.07.30
2023年7月29日(土)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2023 関西サンライズリーグ2部 第17節
セレッソ大阪和歌山U-15 0-7 セレッソ大阪西U-15
試合詳細 >
------
気温・湿度は高いものの、陽が落ち、涼しい風が吹く良好なコンディションでのセレッソダービーとなりました。

開始早々、試合が動きます。
1分に中盤でボールを失うと、推進力のあるドリブルからゴールを決められてしまいます。
出鼻を挫かれるスタートになりましたが、選手達は慌てずにプレーしようと声を掛け合います。
狭い局面を連携で突破し、相手DFの前で仕掛ける状態をつくる回数は増えていきます。
しかし、肝心の相手を崩すパス・ランニングのタイミングが相手の帰陣の速さを上回る事ができず、チャンスをつくれません。
30分には、さらに左サイドからのロングボールを収められ、個人技から2点目を許してしまいます。

ハーフタイムでは、ビルドアップのアイディアや、相手DFラインの前で受けた後のパス・ランニングのタイミングについて整理。
後半の立ち上がりは落ち着いて入ったものの、相手の推進力に押され、48分にPKを取られてしまい、痛い3失点目を浴びます。
61分にはドリブル突破から4点目を奪われ、69分にはペナルティエリア内でボールを奪われ失点。
非常に苦しい展開ですが、下を向かずにゴールを目指します。岡村羽や松岡がシュートを放ちますが、ゴールは奪えません。
78分にもゴールを決められ、80分には左サイド突破からクロスを合わされてしまい、最終的には0-7でタイムアップ。

残念ながら、結果は大敗となってしまいました。
しかし、精神的に引かず、自分達の良さを出すために正面からぶつかりに行ったことで、正確な現在地を測れたことは良い部分でもあります。
その現在地をどう受け止めるかが、今後の成長のために重要だと感じています。力の差をしっかりと見つめて努力するのか。それとも、力の差から目を逸らし、逃げ、ただ日常を過ごすのか。
今の自分達のサッカーとの向き合い方が、目標に対して本当に妥当なものなのか改めて自問し、8月のリーグ再開にむけて準備したいと思います。

保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、最後まで暖かい応援ありがとうございました。



(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 北口雄一)