セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ2部 第18節 サルパFC戦|レビュー:

2023.09.02
2023年9月2日(土)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2023 関西サンライズリーグ2部 第18節
セレッソ大阪和歌山U-15 3-0 サルパFC
試合詳細 >
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約1ヶ月ぶりの再開となったサンライズリーグ。まだまだ気温・湿度共に高く、厳しいコンディションの中でのゲームとなりました。

対戦相手のサルパFCは、ロングボールと高い位置からのプレスでこちら陣内に攻め込んできます。
それに対して、こちらのDF陣の準備が甘く、ロングボールを強く弾けない、ビルドアップでも相手のプレス強度を予測出来ていないプレーが続き、何度も危ない場面をつくられてしまいます。それでも、あわや失点という場面をGK相尾の好守備や相手のミスに助けられ、耐え凌ぎます。前半15分ごろから徐々に準備が良くなり、プレーが改善され始めます。クーリングブレイク後は相手の運動量が落ちたこともあって、相手陣内に押し込む時間が長くなり始めます。中央を固める相手に対して、サイド攻撃と中央突破をうまく使い分けながらゴール前に侵入。岡村羽や砂田が惜しいシュートを放ちますが、相手の粘り強い守備を攻略できず、スコアレスのまま前半を終えます。

後半は、開始早々から相手陣内でプレーする場面が多くなります。テンポよくボールを動かしながら前進し、後半3分にはペナルティエリア前でボールを受けた前田のミドルシュートで先制。ここから一気に波に乗ります。

タイミングよくオーバーラップした櫻井のグラウンダーのクロスを青谷が合わせるなど、ゴールは奪えませんでしたが、推進力のあるプレーが徐々に相手チームの重心を下げさせます。
後半7分には、相手陣内で前を向いた松岡が相手の隙を逃さずに40mのロングシュートを決めて2-0。
後半15分には、相手CKからのロングカウンターで3点目を奪います。CKを弾いたボールを谷野が拾い、そのままドリブルで50m駆け上がり、岡村羽にパス。岡村羽が冷静にゴールを決め、相手を突き放します。
その後も同じようにCKからのカウンターで谷野から抜け出した岡村へと繋ぎ、中央に入ってきた厚地がビッグチャンスを得ますが、追加点は奪えません。最後まで谷野、松岡が果敢にシュートを放ち、サルパFCゴールを脅かしますが、ゴールは決めきれず、試合終了。
3-0の無失点で、リーグ再開を白星発進できました。

久々の公式戦でしたが、立ち上がりの時間帯にピンチを招く部分は、以前から大きな課題を残したままです。技術面でも、複数のプレーを選択できるボールの持ち方や、相手のロングボールに対する準備に関しては改善していかなければなりません。
また次戦に向けて、良いトレーニングを重ねていきたいと思います。
本日も、保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、暑い中応援ありがとうございました。


(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 北口雄一)