セレッソ大阪スポーツクラブ

ヤマトタケルリーグ2部 第11節 奈良YMCAサッカークラブジュニアユース戦|レビュー:

2023.09.25
2023年9月24日(日)U-13サッカーリーグ関⻄2023 ヤマトタケルリーグ 第11節
奈良YMCAサッカークラブジュニアユース 1-0 セレッソ大阪和歌山U-15
試合詳細 >
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U-13サッカーリーグ 2023 関西ヤマトタケルリーグ2部 第10節 奈良YMCAサッカークラブジュニアユース戦が奈良フットボールセ ンターBにて行われました。
公式戦では勝利から遠ざかり、 一戦一戦に緊張感が増し続ける中の大切な試合。
選手たちからも緊張感が伝わってくる中、試合は相手ボールでキックオフ。

立ち上がりからロングボールを配給してくる相手の攻撃に対して冷静に対応し、自分たちのボールを大切にしゲームを進めていきます。
チームでボールを握る時間が徐々に増える中、ラストパスの正確性に欠け、相手陣地深くまで侵入して決定機を演出するまでには至りません。
前半13分、CBの結城から相手最終ラインの背後を狙っていたMFの久木山へラストパス。この日最初の決定機を迎えますが相手GKに阻まれます。
相手のストロングである右サイドからの突破からクロスでピンチを迎える場面もありましたが、お互いに決め手に欠け前半はスコアレスドローに終わります。

ハーフタイムには個々人の課題に触れた中で、一人一人がボールを前に運ぶ意識、フリーの選手に時間を与えた中で相手の背中を全員が見ておくこと。更に決定的なパスの質にはこだわりを持つことを共有しました。

後半8分には途中出場のFW宮井が、GK八幡のゴールキックを相手陣地深い位置で受けてターンをしたところから背後に抜け出した久木山へラストパス。相手CBと完全に入れ替わりGKとの一対一の決定機を迎えますが、この決定機は相手GKに守られてしまいます。
更に後半14分には攻め込んでいる場面で、相手のPA内での混戦の中から樋川がミドルシュートを打ちますが相手GKに阻まれます。
しかし後半15分、 攻め込んでいる時間帯に相手に一瞬の隙を許しカウンターを受けてしまいます。試合前のミーティングでも話していた今日の試合のキーになるこのカウンターの場面で、逆サイドにいた伊藤の決死のスプリントからスライディングで相手にシュートを打たせず、完全シャットアウト。
徐々にオープンな展開になる中、今度は後半19分にはセレッソのカウンターでFWの宮井が背後に抜け出し相手ゴールキーパーと一対一へ。しかしシュートは無情にも左へとそれてしまいます。
更に後半21分、相手陣内で攻め込んでいた時間帯、相手の中央をテンポの良いパスワークで突破し、ボールは久木山の元へ。相手のCBと入れ替わっていた場面でしたがボールを正確に抑えることができずに得点には結びつきません。
すると後半29分、相手のラフなロングボールを右サイドでおさめられ、自陣PAに侵入されたところからファールを取られPKを献上してしまいます。
相手のシュートはGK八幡の読んでいたコースに放たれるも、わずかに届かずゴールへと吸い込まれて0-1と試合が動きます。
失点したあとも変わらず得点を奪いに行くセレッソ。失点から1分後にはセレッソのカウンターから、ボールを前に持ち出したCBの伊原から背後を狙ってランニングしていたFW宮井へ。FW宮井からのクロスを伊原が合わせますがシュートはボール一個分左に流れてしまいます。
続く1分後には、CB伊原の背後へのロブパスからテンポの良いパスワークでゴール前に走り込んでいたMF北野へラストパス。相手の決死の戻りに対応されシュートはブロックされてしまいます。
失点後にも2度の決定機を迎える激しい展開になりましたが、得点を取ることができないまま、試合終了の笛が吹かれてしまいました。

幾度となくチャンスを作りながらも決め切ることができず、一本のチャンスで失点をし負けてしまうのもサッカー。
自分たちはこの局面において試されていると感じます。自分たちが目指している姿を信じで必ず乗り越えたいと思います。
保護者の皆様、試合の開催にご尽力いただきました関係者の皆様、セレッソファミリーの皆様、暑い中応援して頂きありがとうございました。

次節も熱いご声援のほど、宜しくお願い致します。



(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 田端 勇規)