セレッソ大阪スポーツクラブ

関西サンライズリーグ2部 第21節 S.C.INTERNACIONAL JAPAN戦|レビュー:

2023.09.30
2023年9月30日(土)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2023 関西サンライズリーグ2部 第21節
セレッソ大阪和歌山U-15 2-1 S.C.INTERNACIONAL JAPAN
試合詳細 >
------
SC INTERNACIONAL JAPANは、スピードやパワーなど、フィジカル能力に優れる選手が多く、固い守備からのカウンターが武器のチーム。
序盤は、相手の高い位置からのプレスを技術とポジショニングで無効化し、ボールを前進させていきます。
しかし、相手の中盤に前向きでボールを奪われ、カウンターからあわや失点という場面を迎えます。
そこはGK相尾がうまく反応し、先制点を与えません。ピンチの後も落ち着いてプレーを続けます。
中央突破とサイド攻撃をうまく使い分け、前半4分には右サイドを駆け上がった片桐のクロスを松岡が押し込み先制点を奪います。
その後もこちらが相手陣内に押し込む時間が続きますが、一発のカウンターが脅威的なインテル。後方のリスクマネジメントを徹底し、相手のチャンスの芽を摘み取りながら、試合を進めます。ボールは保持しているものの、相手の高いDFラインや、随所に生まれる有効なスペースを把握することができず、決定的なシーンをつくれないまま時間が過ぎていきます。
少し攻めあぐねている時間帯に、左サイドから上げられたクロスをボレーで合わされ、同点に追いつかれてしまいます。
スーパーゴールに勢いづく相手チームでしたが、こちらも気迫で押されず、ボールをテンポ良く動かしながらもう一度リズムをつくります。その後、前半はゴールが生まれず、1-1で試合を折り返します。
ハーフタイムには、もっと相手をよく見ることを強調。
有効な場所、相手を攻撃できる選手は誰なのかを探し、効果的に攻撃することを意識し、後半に臨みます。
すると、後半開始すぐに効果が現れます。
自陣から、相手の重心の逆を突くビルドアップで前進し、松岡から相手DFの背後をとった宮井にパスが通ります。ボールを受けた宮井がペナルティエリア内に侵入し、右脚を一閃。2-1とします。
その後もボールを保持する和歌山U-15、プレスやロングボールからカウンターを狙うインテルという構図は変わらず、試合が進みます。
体力的に厳しい時間帯、ファウルなどで試合が止まる場面も多くありましたが、集中力を切らさず、プレーを続けます。
あわや失点という危険な場面も、小鯛が身体を張った守備で得点を許しません。
終盤には押し込まれる時間が続きますが、高い集中力でシュートを打たせず、2-1でタイムアップ。
厳しい試合でしたが、タフに闘い抜き、勝ち点3を掴み取りました。

次戦はリーグ最終節。これまで一戦一戦、目の前の試合に集中して準備してきました。良い形でリーグを終えられるように、さらにチーム内の競争を高めて臨みたいと思います。
本日も、保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、遠方まで応援ありがとうございました。

(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 北口雄一)