セレッソ大阪スポーツクラブ

プリンスリーグ関西2部 第5節 近江高校 B戦|プレビュー:

2024.05.06
2024年5月6日(月)高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024 第5節
セレッソ大阪U-18 - 近江高校 B
試合詳細 >
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本日、高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024 関西 2部リーグ 第5節 近江高等学校B戦が行われました。

近江高等学校Bは戦術的な立ち位置から、個人でボールを運びながら個性のある攻撃を仕掛けてくるチームです。
セレッソ大阪U-18は試合開始から積極的にプレスをかけボールを奪いにきます。
一方近江高等学校Bは予想に反し、立ち上がりからシンプルにロングボールを使用し攻撃を仕掛けてきます。

ロングボールにはDF伏見やDF海保を中心に冷静に対応し、MF木實やMF佐野が的確な予測でボールを奪います。
ボールを保持したセレッソ大阪U-18は冷静にプレスを回避しながら前進していきます。
常に相手DFの背後を優先にボールを配球し、長短のパスを使い分け、大きく相手を揺さぶりながら攻撃します。
相手はプレスに出て来れずに、対応出来ない時間が続きます。
前半12分、サイド攻撃から戻したボールをMF佐野 DF伏見と繋ぎ、相手DFの間を走るMF西川へボールを送ります。
相手DFが対応し倒されますが、ここはノーファウルの判定となります。
続く13分にはDF藤井が豪快にミドルシュートを放ちますが惜しくも枠外。
迫力のあるプレスから、FW小野田がボールを奪いシュートを打ちますがここも枠を外れます。
押し込んだ中でのコーナーキックでは、FW中山が精度の高いボールを配球しますが僅かに合いません。
その後も多くのチャンスを作りますが、クロスやシュートの精度が足りず得点には至りません。
前半は無得点のまま終了となります。

ハーフタイムには、クロスに対しての動き出しやタイミングを考える事。
押し込んだ状態での中盤選手の立ち位置で、更に効果的に攻撃が出来る事を共有し後半に入ります。

後半も開始から攻撃を続け、早い時間帯でゴールを奪う事に成功します。
後半6分、DF伏見が上手くボールを運びます。変化した相手DFのプレスを把握し、後半から出場したFW塩尻へ。
FW塩尻は上手くボールを収め、左サイドをランニングするMF西川へボールを送ります。
MF西川の突破からニアサイドへ走り込むFW小野田へグラウンダークロスを送り、上手く合わせて先制点を奪います。

得点後、追加点を奪いたいセレッソ大阪U-18は攻撃を続けます。
FW小野田の突破から逆サイドを走るMF西川へクロスを送ります。MF西川がヘディングシュートを放ちますが惜しくもバーの上。
後半13分にはスローインからボールを奪取したFW塩尻がカットインシュートを放ちますが、相手GKが対応します。

追加点を奪えないまま時間は経過します。追いつきたい近江高等学校Bは後半途中からプレスをかけてきます。
少し焦ってボールを失ってしまう場面が目立ちますが、DF伏見を中心に冷静に対応し得点を与えません。
追加点を奪えないままですが、我慢して試合を進めた後半42分でした。
FW塩尻がボールを運び、後半途中から出場したMF増田へ。抜け出したMF増田が冷静にゴールを奪います。
後半残り時間は近江高等学校Bはロングボールを配球しますが、冷静に対応しこのまま試合終了となりました。

前節に続き、貴重な勝ち点3を掴む事が出来ました。押し込んだ相手に対しての試合では、課題が残ります。
ゴールを奪うには、1つ1つのプレーの質の向上は必須だと感じました。
しかし焦れずに我慢強くアグレッシブに攻守を続ける事が出来てきたのはこれからの試合に活きてくると思います。
本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、応援ありがとうございました。


(セレッソ大阪アカデミーGKコーチ  稲田 康志)