2024年12月8日(日)高円宮妃杯 JFA 第29回全日本 U-15 女子サッカー選手権大会 2回戦
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 3-1 十文字中学校
試合詳細 >
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本日高円宮妃杯 JFA 第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会2回戦として、十文字中学校と対戦しました。
昨日以上に寒さの増す気候の中、2回戦に臨みました。
試合前、連戦の疲れもあるが最後は気持ちが大切になること、スタートから100%の力を発揮することを確認しました。
この試合も立ち上がりから相手ゴールに迫ります。
開始3分、中盤 西村の浮き球のパスから池田が相手DF背後に反応し、幸先よくゴールを奪います。
しかしながら、前線からのプレスは強くかけてこないものの、中盤を厚くする相手の守備に攻めあぐねる展開となり、先制点以降一進一退の攻防が続きます。
20分以降、三度相手のゴールに迫る攻撃を見せますが、ことごとくチャンスを逃がすと、28分右サイドの攻撃からゴール前にクロスを上げられ、失点します。同点ゴールに盛り上がりを見せる相手チームとその応援団。選手たちもその雰囲気に動揺し、要所要所でミスが続き、流れを取り戻すことができないままハーフタイムを迎えます。
ハーフタイム、動揺する選手を鼓舞しつつ、相手の4-3-3に対する守備とビルドアップを確認し、再びピッチに送り出します。
後半スタートはやや落ち着きを取り戻し、徐々に相手を押し込む展開を作っていきます。
後半より途中出場した山崎が右サイドを中心に豊富な運動量を見せ、攻守にボールに絡む回数を増やし、ムードを変えていきます。
すると、後半15分前線のボールを引き出す動きに相手DFが釣り出されたのを四本が見逃さず、相手の背後に走る池田にボールを送ります。
相手DFは慌てて、池田に手をかけ、PKを獲得します。
決めれば勝ち越しとなるPKに会場にも緊張感が漂いますが、池田が落ち着いて決め、スコアを2-1とします。
その後相手も右サイドを中心に反撃を見せ、いくつかクロスボールから危ない場面を作られますが、3ラインをコンパクトに保ちつつ、全員で助け合ってゴールを許しません。
61分林祐未からボール受けた玉村が右サイドから中央に侵入し、左足を振り抜き、決勝点となる3点目を獲得。
試合終了のホイッスルまでひとときも落ち着く時間はありませんでしたが、全員で声を掛け合い、球際では戦いながら、勝ち切ることができました。
連戦の疲労の中、戦い勝ちに繋げることの難しさを知った2回戦。
一度は同点に追いつかれながらも、そこから盛り返した選手たち。
その試合後の顔にはまだ満足した表情はありません。
試合の入りや、同点に追いつかれた後のゲームの進め方にも大きな課題を感じました。
次の3回戦まで1週間しかありませんが、今週末の2連戦で出た課題に向き合い、準備を進めていきたいと思います。
本日も肌寒い気候の中、遠方まで応援に駆けつけていただいたサポーターの皆様・保護者の皆様・関係者の皆様、誠にありがとうございました。
その声援がいつも選手と我々スタッフの力になり、背中を押していただいています。
今後とも熱い声援をよろしくお願いいたします。
(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督 関根 麻里)