セレッソ大阪スポーツクラブ

関西女子U-18 大商学園高等学校戦|レビュー:

2025.04.21
2025年4月20日(日)U-18女子サッカーリーグ2025 関西1部
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 1-1 大商学園高等学校
試合詳細 >
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U-18女子サッカーリーグ2025関西が行われました。
1勝1敗で迎えた3戦目の相手は、大商学園高等学校。前節に続き昨年度リーグ上位、且つ最多得点を残したチームとの対戦で、現時点のチームの実力が試される一戦に士気を高めて臨みました。

セレッソのキックオフで前半開始。INAC戦の反省から、立ち上がりはシンプルにプレーします。8分、9分と左右からコーナーキックを与えこぼれ球からピンチを迎えますが、1対1の場面をGK天野のビックセーブで凌ぎます。その後もしばらく自陣で相手の攻撃を受ける時間帯が続きますが、19分にチャンスが訪れます。ビルドアップから飯田、寺田とサイドを変えたボールが松浦に渡り、フィードから前線の古田へ。収めて反転し、逆サイドから走り込む中村がペナルティーエリアでパスを受けてシュートを放ちますが、これは惜しくも相手GKに阻まれます。次第に相手の戦い方に順応し、30分、34分と中央の牧之瀬、飯田からの楔を起点にシュートまで行きますがミートせず、また35分にも飯田がシュートを放ちますが枠を捉えることができません。終了間際の43分にはビルドアップのミスを相手に奪われピンチを迎えますが、ここは落ち着いて対応し無失点のまま前半を折り返します。

ハーフタイムは、ビルドアップ時の相手の切り方に対してサポートの距離と角度、中盤での守備時のサイドハーフの役割を再確認しました。また、牧之瀬に変わって山崎を投入します。

立ち上がり6分、スローインから抜け出し右からクロス、さらに二次攻撃でミドルシュートと相手ゴールに迫ります。その後も連続してサイドにボールが収まりますが、深く侵入できずチャンスには繋がりません。逆に13分には再びビルドアップのミスから決定機を作られますが、GK天野がしっかり反応して弾きます。16分にはロングボールから侵入されクロスをファーで合わされるも、枠外。相手が徐々にペースを握り迎えた18分、サイドチェンジから中への侵入を許しFWへ楔、CBが対応しますがうまく入れ替わられてフリーでシュートを許し失点。集中して相手の攻撃を封じてきましたが、ここでリードを許します。
追いつきたいセレッソは25分、中盤でブロックを作りピッチ中央で奪ったボールを中村が独走で運び、ペナルティエリア内で3人を引きつけフリーの古田へラストパス、倒れながらも右隅に流し込み、同点に追いつきます。
互いに攻防が続く中、ロングボールや楔を起点とする相手攻撃をCB寺田を中心に弾き続け攻撃のチャンスをうかがいます。40分、再び自陣で奪ったボールを中村がドリブルで前進、背後に抜けだす古田へ。GKまで交わしそこから中央へ折り返したいところでしたが、中の厚みがなく角度のないところから放たれた山崎のシュートは力なくGK正面。逆転のチャンスを逃します。ラスト5分も追加点をとりに交代出場の安田を含め前線が攻撃を仕掛け続け、4本のシュートを放ちますが、精度を欠き得点には至らず試合終了。1-1の引き分けとなりました。

昨年苦しんだ相手に対し、準備してきたことを発揮できた達成感と、競った試合で勝ち切るためにチームとして積み上げなければいけない部分との両方を感じる一戦となりました。良い部分は継続すると同時に、改善点は自分たちに矢印を向けて修正し、少しでも成長して次の試合に望みたいと思います。
来週は、神戸FCとの対戦。内容にこだわり勝ち点3を積み上げられるように準備します。

保護者の皆さま、関係者の皆さま、サポーターの皆さま、温かい声援をありがとうございました。
引き続き、応援をよろしくお願いします。


(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 武末彩子)


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