セレッソ大阪U-13選抜 スペイン遠征 4日目の報告です。
アルネドカップ当日の朝を迎え、やや緊張の面持ちで朝食をとり、その後ホテル周辺を1時間ほどかけて散策しました。


日本とは異なるアルネドの街並みに圧倒されながら、異文化を肌で感じる時間となりました。
教会での時間は、少しゆっくりで、不思議な時間が流れていました。

ホテルで昼食をとり、試合前に最後のミーティングを実施しました。
ミーティングを終えて、決戦の舞台となるCD Calaorraグラウンドへ出発しました。
会場の雰囲気は昨日の前日練習とは異なり、大勢の観客や会場に響き渡るBGMより高まる雰囲気の中、会場に入りました。

ロッカールームでのミーティングを経て、選手たちの表情にもスイッチが入った様子が見られ、集中したウォーミングアップで試合前の時間を過ごしました。


1試合目の試合は16:00キックオフでCAオサスナとの対戦。
立ち上がりからオープンな展開となり、試合展開がなかなか落ち着きません。
そんな中、7分にDFラインの背後を突くような相手のパスに対応できず先制点を許してしまいます。
残り時間で何とか得点を重ねたいセレッソ大阪は相手陣内に攻め込みチャンスを迎えるも得点とはならず、0-1と黒星発進となりました。


2試合目のvsレアル・ソシエダ。
なんとか勝利を手繰り寄せたいセレッソは初先発の水野が、相手の手が届かないハーフスペースで何度もボールを引き出し攻撃にアクセントを加えます。
開始早々に試合が動きます。右サイドで山下がボールをカットすると水野が起点となり、北村がスルーパス、最後は平松が豪快にシュートを振りぬき、先制点を奪うことに成功します。
その後も、積極的なプレッシングからリズムを作ったセレッソ大阪は中川が中盤でボールを奪いそのままシュートを決めきり2-0と突き放します。
さらに追加点が欲しい展開でしたが、試合はそのスコアのまま終了となりました。


2試合目を勝利したことで決勝トーナメントに向けてチャンスをつかんだセレッソは3試合目勝たなければ上位トーナメント進出は難しいシチュエーションの中で、vsセルタ・デ・ビーゴとの一戦を迎えました。
集中した入りを見せたセレッソ大阪でしたが、自陣で芝生に足をとられ、相手にボールを奪われてショートカウンターから失点を許してしまいます。
その後、勝利が絶対条件のセレッソ大阪は果敢にゴールに向かいますが焦りがプレーの質を上げず、なかなか得点を奪うことができません。
試合も終盤に差し掛かった攻撃のコーナーキックで安田がヘディングで劇的な同点弾を奪います。
試合時間はあと1分。最後の最後まで望みを捨てず、得点を奪いに行きますがここで試合終了。1-1の引き分けとなりました。


試合後のロッカールームでは、自分たちのプレーやオフザピッチでの行いを振り返る時間を設けました。
最終的には、ちょっとした些細なプレー々の振る舞いの一つひとつが積み重なり、大きな結果に影響を与えることを改めて実感し、選手たちにとってもスタッフにとっても、自分たちを見つめなおす貴重な時間となりました。
◆試合詳細は
こちら上位トーナメント進出はかないませんでしたが、自分たちの成長のため、自分たちが掲げている「SAKURA SPECTACLE旋風を巻き起こす」という目標のために、明日の試合に向けて良い準備をして臨みたいと思います。
次の試合は
9月13日(土)vsレアル・ベティス(日本時間:16:30キックオフ)となります。
日本から熱い応援よろしくお願いいたします。
(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 田端 勇規)
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