セレッソ大阪スポーツクラブ

関西女子U-18 大商学園高等学校戦|レビュー:

2025.12.26
2025年12月25日(木)U-18女子サッカーリーグ2025 関西1部
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18 4-0 大商学園高等学校
試合詳細 >
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U-18女子サッカーリーグ2025関西の最終節が開催されました。
優勝はなくなったものの、勝てば3位の大事な一戦です。

雨の降るなか、大商学園ボールでキックオフ。
開始10分、早速試合が動きます。右サイドからスピードを生かし突破した竹田が、ゴール前へ折り返し。池田がジャストタイミングで走り込んで合わせ、先制。良いスタートを切ります。その後、左サイドを起点にして質の高いフィードを武器に攻撃を仕掛ける相手に、セレッソは耐える時間が続きます。セットプレーでも高さと強さで度々チャンスを創られますが、GK天野を中心に、全員で体を張って守ります。すると前半30分、相手陣内でDFのコントロールが乱れたところを中村がつつき、古田とワンツーで抜け出し、最後はGKの頭上を超える冷静なループで追加点。その後も相手の猛攻を守りぬき、2-0で前半を終えます。

ハーフタイムは、ミドルゾーンでのサイドでの守備対応と、攻撃時の起点作りを確認して、四本を投入して後半に臨みます。

0-2からでも十分跳ね返す力のある相手、もう一度0-0のつもりでゲームに入ります。
54分、安田からライン沿いでパスを受けた中村が、池田がポケットランに合わせてスルーパス。池田のシュートはファーポストに当たりながらゴールへ。欲しかった3点目を奪います。その後、さらなるギアチェンジを図り、牧口、亀井、玉村を投入するセレッソ。68分には、自陣のパスカットから池田がソロで持ち上がり、一度は相手に阻まれますが、チーム全体で素早く切り替えるとボールは再び池田のもとに。これに古田が抜け出し、最後はゴール前で待つ中村へ冷静に繋ぎ、得点。4-0とします。
最後まで緊張感のある攻防が続きましたが、集中と声を切らさず走り続け、4-0のまま試合終了となりました。

この結果、リーグ年間3位。前後期全18戦を通して、勝負の厳しさや自分たちの脆さや未熟さを知り、その中で、それらに向き合って乗り越える達成感と取り組んできたことを発揮する手応えも、僅かながら確かに感じ取ることができました。

ここからが大事な1週間。学んだ全てを1月3日のJFA第29回全日本U-18女子サッカー選手権大会 初戦に発揮できるよう、引き続き一人ひとりが細部にこだわり、チーム一丸となって準備をして参ります。

本日も、悪天候にも関わらず、保護者の皆さま、サポーターの皆さまに応援に駆けつけていただきました。
温かい声援をありがとうございました。
引き続き、応援をよろしくお願いします。


(セレッソ大阪ヤンマーガールズU-18監督 武末彩子)


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