セレッソ大阪スポーツクラブ

なでしこリーグカップ 決勝 ちふれ戦|試合後の岡本三代監督(C大阪堺)記者会見コメント

2019.08.03
8月3日(土)2019プレナスなでしこリーグカップ2部 決勝
ちふれASエルフェン埼玉 1-2 セレッソ大阪堺レディース (15:30KICK OFF/味フィ西)
試合写真・コメントなど
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●岡本三代監督
「ちふれはかなり戦術に長けていて、ボールを握られて支配される中で、どうやって守備でボールを奪って点を取るかというところはイメージを持たせながらゲームに入れたのですが、やはり暑い中で前半(ボールを)握られたところで苦しい場面があったのと、先制点を取られたので流れが悪くなりました。でも、そこ(リードされて)からスイッチが入って、前へパワーが出始めたので、逆転できて勝てたというところは、選手が最後まで走り切って、あきらめずにやれたというセレッソの良さが出たかなと思います」

Q:前半は相手に主導権を握られて、というのは事実だったと思いますが、もともとのプランはどういうものだったのか?
「4-4-2のなかで、アンカーを使ってサイドで数的有利を作られるというところがあった。アンカーに入れさせて、ボールを奪えたら、中央からショートカウンターがいけるんじゃないかというところで、少し前半でも奪えそうな場面はあったんですけど、ちょっとそこからシュートというシーンに行けなかった。狙い通りそういうシーンが出たというところは、プランは少しできていたかなと思います」

Q:今季采配を取られた最初の6試合は引分けなどがありましたが、そのあと10試合連続で負けなしでここまで来られました。この好調に至った要因は?
「昨シーズン、負け続けていたメンタルをどういうふうに回復させるかというところで、やはり2カ月ぐらい時間がかかってしまって、勝っていい流れに行けそうかなと思うと負けてしまうということもありました。意図的に回復できたというより、選手たちがメンタルを持ち直してきたというのが自信につながっていると思います」

Q:昨季やっていたショートカウンターという特徴に加え、今季なにかエッセンスを加えたものは?
「今までフィジカル中心にシンプルに縦に早いサッカーをしていたと思うんですが、戦術的な要素をもうちょっと理解を高めながらということに今取り組んでいます。4-4-2のオーソドックスなシステムの中でやっているので、そこからどういうふうにさらに発展させるかというのが今後の課題ではありますが、そういうところは意図があるというのは、今季強めに入れているところです」

Q:逆転ゴールを決めた林穂之香選手のここ数年の成長について。
「ポジション争いが熾烈なので、なでしこジャパンにすぐに呼ばれるかというところは、代表監督のチョイスがあるとは思いますが、十分そういうところでやれる能力を身に付けている選手だと思っています。あとプラスしてフィジカルの必要なところがあるので、そこも本人が意識的にやっていますし、呼んでもらってそういうところで経験を積むことでよりよくなる選手だと思いますので、楽しみにしています」