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『夢セレ2021』開幕!

2021.05.20
大阪府への緊急事態宣言発令により、オンライントレーニングが続いているセレッソ大阪アカデミーの選手たちに対して、今年もトップチームの選手による『夢セレ』が開幕しました。

『夢セレ』は、夢を叶えるために頑張っているアカデミーの選手たちと、夢を叶えたトップチームの選手たちが、直接コミュニケーションを取る機会を設けることで、アカデミー選手の学びや気づきのきっかけ作りになればという想いでスタートしました。

今年は2年目を迎え、ファシリテーター役の高橋大輔さん(5月より育成部に入社)を中心に、冒頭W-upとしてテーマを設定し、アカデミー選手とトップチームの選手で対話の時間を増やしたり、ポジションごとのグルーピングで『夢セレ』を実施し、プレーのことについて深く掘り下げたりするなど新たな試みも実施しています。


 

5月19日(水)はU-15・3カテゴリー(大阪・西・和歌山)のM F約70名の選手を集め、藤田選手に来ていただきました。


 
冒頭W-upのテーマである「無人島を生き抜くために持っていくアイテムは?」との問いに対して、アカデミーの選手たちと藤田選手が意見を交わしました。

 
選手:僕はナイフを持っていきます。
ナイフなら木を切ってイカダを作ったり、動物を捕まえて調理することもできるからです。
藤田選手:僕もナイフでした。気が合うね

アカデミーの選手も藤田選手と同じ発想であったことに対して嬉しそうな反応をしていました。

 

「考える」ということをテーマにW-upした後は、
ファシリテーターの高橋大輔さんの進行のもと、藤田選手の色々な話を聞かせてもらいました。

高橋大輔さん:中学生年代の選手が集まっているので、藤田選手の中学時代のことを聞かせて下さい。
藤田選手:中学時代は守備もせず、攻撃ばかり好きなことをやっていました。

今の攻守に献身的な藤田選手からは想像も出来ず、選手たちもすごく驚いていました。

しかしその後で、
藤田選手:高校3年生の時にプロに行くことが出来ず、自分を客観的に見られるようになって、守備や頑張ることに目を向けられるようになった。そこから大学で努力してプロになることが出来た。

今の藤田選手のプレースタイルに辿り着くまでの苦い経験やその逆境を力に変える努力が垣間見られて、選手それぞれに感じることがあったと思います。

 

最後に選手からの質問タイムを設けました。
選手:試合中、攻守のバランスを取るために意識していることはなんですか?
藤田選手:首をふること。例えば、左サイドでボールを持っていて、センターリングがあげられる時に、逆サイドがどうなっているのか、C Bや他のボランチとの関係がどうなっているのか見ることが大事。

中盤の選手たちを集めているので、具体的なプレーを例に挙げて、いつ・何を見るのかなど中学生に対してサッカー講義をしてくれました。

 
また、他の質問では、
選手:守備をしている時にどんなプレーをされると嫌ですか?
藤田選手:清武選手のように自分の視界から消えたところで受けてターンされる選手はすごく嫌。
高橋大輔さん:(アカデミー選手に対して)中盤でそんなプレーは出来てる?
選手:やろうとは思うけどうまくいかないシーンが多い。
藤田選手:清武選手は狭いエリアでも勇気を持って前を向ける技術がある。タイミングもすごく良い。技術とタイミングが本当に大事。

選手の実際のプレー課題に対してアドバイスしてもらう場面も見られました。

 

最後に藤田選手からアカデミー選手たちに向けてメッセージをいただき、「夢セレ」を終えました。

以下、藤田選手からアカデミー選手へのメッセージです。
「これから色々な壁にぶち当たることがあると思うけど、そういう時こそチャンスだと捉えてほしいです。僕も高校・大学と上手い選手を見てきたけど、壁にぶち当たって諦めたり、自分は監督と合わないからとか、逃げ場を作って大好きなサッカーから離れていく選手を見てきました。考え方次第でなんとでもなるので、監督に使ってもらえない時はなんで使ってもらえないか考えれば絶対成長できると思います。

これから壁に当たった時に今日の話を思い出してよりポジティブに成長する糧にしてほしいですし、何より成長するうえでサッカーが大好きという気持ちが一番大事だと思うので、その気持ちを持ち続けて、セレッソを強くしてほしいなと思います。」

 

5月20日(木)はU-15のF W陣に対して、大久保選手が話をしてくれます。
大久保選手は18日(火)にも、U-18の選手に対して、「夢セレ」を行ってくれたので、今日の模様と合わせて、後日報告予定です。ご期待ください!


 
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