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『夢セレ』に西尾選手登場!【U-15DF編】

2021.05.28
『2021夢セレ』にアカデミーからトップチームに昇格したプロ2年目の西尾選手が登場してくれました。西尾選手は今シーズン開幕から12試合連続スタメン出場を果たし、プロの世界で活躍しています。アカデミーの選手にとっては、自分たちと同じアカデミーで育ち若くから活躍している西尾選手は憧れの存在のようでした。

 

小学1年生からサッカーを始めた西尾選手。当時は野球もしていて、将来の夢は野球選手だったとのこと。そんな野球少年が、数十年後の2021年Jリーグ開幕戦の舞台に立った時の心境やU-18在籍時に怪我で苦しんで以降の怪我に対する付き合い方などを中学生に語ってくれました。

以下、高橋大輔さんと西尾選手お二人の対談の様子の一部抜粋です。


高橋大輔さん:今年開幕から12試合フル出場を果たして、J1の舞台に立ててどうだった?
西尾選手:1つの夢を叶えられたと思ったのと、これから新たなスタートを切ったという想いがある。1つ成し遂げたが、自分は1つ達成すると新たな目標がいつも出てくるので、今は現状に満足せずに今ある目標に向かって頑張っている状態です。

高橋大輔さん:開幕スタメンのセンターバックの席を勝ち取った要因はある?
西尾選手:チーム事情はあったにせよ、元々構想になかった自分が入ったのは運が大きかったと思う。ただ、毎日コツコツ真面目にやってきていたので、そのチャンスを掴めたのは自分次第だったと思っている。開幕戦は緊張というよりも人生に関わる大きな試合だと思って臨んだ試合だった。


高橋大輔さん:今、怪我で悩んでいる中学生の選手も多いと思うので、西尾選手のこれまでの怪我について教えてもらえる?
西尾選手:中学生まではほとんど怪我をしなかった。大きな怪我をしたのは、高校1年生の時の腰の分離症。それまで怪我をしたことがあまりなくて、自分の身体のことを全然知らなかった。自分の身体のバランスが悪いこともそこで初めて知った。

今ではトレーナーさんと一緒に全体練習前の1時間地味なトレーニングを欠かさずやっている。ここ最近は腰の痛みがなくなってきた。


高橋大輔さん:そういう風に考えが変わったのはなんで?
西尾選手:地道にトレーニングをしないとボロが出ると言われていたが、実際腰を痛めてからは、復帰してすぐに筋肉系の怪我をしてしまい、怪我が続いてしまった。その時にサッカー出来ない辛さを味わったのでケアをするようになった。

 

この日はU-15年代のDF陣を集めての夢セレだったので、今シーズンのFC東京戦の西尾選手のゴールカバーからの顔面クリア(魂のシュートブロック)を、映像を見ながら生解説してくれました。

ブロックだけを切り取れば、偶然のように見えるプレーも、1つ1つ西尾選手の考えや動きを細かく説明してもらうことで、なるべくしてなったプレーだとU-15の選手たちは気付かされていました。
直接本人のプレーを本人から解説してもらうのは夢セレならではの取り組みでした。


選手からの質問コーナーでは、今シーズンから取り組んでいる「止める・蹴る」についての重要性を十分に理解しているアカデミーの選手たちから、「止める・蹴る以外にこの年代でやっておいた方が良かったと思うことはありますか?」という質問が出ました。

西尾選手は、少し悩んだ後、「・・・やっぱり止める・蹴るが重要かな」と予想外の回答。
「止める・蹴ると言っても、単純ではないと思うし、蹴ると言えば、キックの種類も色々あると思う。やっぱり止める・蹴るはプロになって、もっともっとやっておけば良かったと思う」と真面目な西尾選手らしい答えをしてくれました。
U-15年代の選手が取り組んでいる「止める・蹴る」の追求では、プロ基準で考えるとまだまだ足りず、他の技術も大事だけど、もっともっとこだわって「止める・蹴る」の基礎・基本のベース作りを頑張ってやって下さいと後輩たちに貴重なアドバイスをもらいました。

 

最後に西尾選手から選手たちにメッセージをいただきました。

「今は新型コロナウィルスの影響で練習出来ない中、一人一人が今どういうことをするのかという些細な行動が将来につながっていくと思うので、毎日毎日の時間を大切にして下さい。練習が再開された時には、サッカー出来ることに感謝して、みんなと数年後一緒にサッカー出来ることを楽しみにしているので、厳しい世界で頑張ってプロになって一緒にサッカーしましょう。」

 

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