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関西サンライズリーグ2部 第7節 サルパFC戦|レビュー:

2023.04.15
2023年4月15日(土)高円宮杯 JFA U-15サッカーリーグ2023 関西サンライズリーグ2部 第7節
セレッソ大阪和歌山U-15 2-3 サルパFC
試合詳細 >
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天然芝での試合。雨の影響でピッチには多くの水溜りや滑りやすい場所ができており、イレギュラーが多く生まれる状況で行われました。

ボールが水溜まりで止まったり、芝の上を滑っていくような状況で、こちらの良さが発揮しにくいグラウンドコンディションでしたが、人から人に正確にボールを繋ぎ、うまく試合に入ることに成功。サルパFCのプレスの隙をついていきます。
先制は前半6分。SH厚地のパスを起点に、FW青谷、米田と繋ぎ、ペナルティエリア内に侵入。一度は相手にブロックされますが、SH小村がこぼれ球を拾い、冷静にゴールに流し込みます。
その後、サルパFCの気迫のこもったプレスと縦に早い攻撃に押され、単調な攻撃が続き、自陣でのプレーが増えてきます。
17分には、自陣中央からのFKに頭で合わされ、同点とされてしまい、相手はさらに勢いづきます。それに対し、ボールをうまく繋ぐことができません。相手チームの状況を見て良い判断ができず、ボールは保持していますが、前半はそのままサルパのペースと言って良い状況で終えます。

ハーフタイムでは、相手のプレスの掛け方に対するボールの進め方や、ロングボールを使うときのアイディアを整理。いつもよりも不確定要素が多いピッチ状況で、ゴールへの確率が高くなるプレーを選択することを意識します。
後半は開始直後から勢いよく前進。左SB櫻井の突破を中心に、相手を押し込んでいきます。
すると、46分に2点目が生まれます。相手をペナルティエリアに押し込んだ状況で、初スタメンの2年生CB片桐がペナルティエリア前まで侵入。ミドルシュートで2点目を挙げ、2-1とします。
それ以降も相手陣内でプレーする機会が増え、チャンスも作り出しますが、追加点は奪えず、試合が進んでいきます。
相手チームも取り返そうとロングボールとプレスを徹底し、ハードワークを強めてきます。68分には、中途半端な浮き玉をうまく処理できず、セカンドボールを拾われ、ペナルティエリアに侵入を許し、同点ゴールを奪われてしまいます。
さらに勢いづく相手に押されるような形で、何度もピンチを迎え、徐々にペースはサルパFCに。
76分には、与えてしまったCKをニアで弾ききれず、ゴール前にこぼしてしまい、痛恨の逆転ゴールを決められてしまいます。
こちらもギアを上げ、同点ゴールを狙いにいきますが、得点は奪えず試合終了。悔しい逆転負けとなりました。

悪条件の中でのプレーでも、磨いてきた技術を発揮する部分は見られましたが、相手のスタイルやピッチコンディションを利用するほどのものは身に付けられていないことを思い知らされました。
なかなか思うよう試合結果を得ることはできていませんが、選手たちは決して下を向いておらず、毎試合戦う意欲を持って望めています。
また次週の試合に向けて、前を見つめて進んでいきたいと思います。

保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、雨の中、応援ありがとうございました。


(セレッソ大阪和歌山U−15コーチ 北口雄一)