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U-15女子リーグ関西 AC.gloria girls戦|レビュー:

2023.04.16
2023年4月16日(日)JFA U-15女子サッカーリーグ2023関西(前期)
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 2-1 AC.gloria girls
試合詳細 >
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本日、JFAU-15女子サッカーリーグ2023関西 第2節 AC.gloria girls戦が行われました。

立ち上がりから攻守ともに球際で積極的にプレーしてくる相手に対して、ボールを思い通りに扱うことがなかなかできず、相手を観ながらプレーを選ぶことや相手ゴール前に攻め込むことが難しい状況。
逆に、低い位置で奪われたボールを相手の2トップとトップ下にドリブルなどでゴール近くまで持ち込まれるシーンも出てきます。
前半20分過ぎからは、前線や中盤で失ったボールを奪い返すことができず、相手選手にドリブルやスルーパスでゴール前に侵入される場面が増えてきますが、最後での身体を張った守備やGKのカバーなどで決定的なシュートは打たせません。
こちらは、FWの林優明や田村がボールを持ち運んでPA付近からのシュートを狙いますが、少し距離が遠いこともありゴールには至りません。また、前向きにボールを運べている中盤の選手から出される前線へのスルーパスもタイミングやコースがずれてしまうことにより受け手がシュートまで持っていくことができません。
前半30分、相手陣内で失ったボールをカウンターで右サイドに運ばれます。守備の人数は足りていましたがそのままドリブルでPA内まで侵入されます。そして、中のマークを捕まえることができず折り返しを合わされて失点してしまいます。
前半の残り10分間は、前からボールを奪ってそのままの勢いで攻め込んでくる相手を抑えることができず、自陣で守備をする時間が長くなります。ゴール前でフリーのシュートを打たれるシーンもありましたが、何とか追加点を与えずに前半を終了します。

ハーフタイムには、相手が持つボールに対して奪いに行くスピードを上げること、味方が持つボールを受けるためのスピードを上げることの2つを確認して後半に入ります。
後半は玉村・下高のボランチが相手のギャップやライン間でボールを受ける場面が増え、前線の選手までパスがスムーズに届くようになっていきます。すると、開始から7分、GK関口が前方に蹴り出したボールを自陣で池田が拾い、そこから相手ゴールまでの約60mを一人で持ち込み得点。
途中出場の池田が決めたこの同点弾でプレーの流れが良くなり、相手ボールを前から奪い返す意識も高まったことで相手を押し込むようになります。
また、相手のロングボールやカウンターにも集中して対応しピンチを未然に防ぎます。
後半の残り時間も10分を切ったところで、右SBの林祐未へサイドチェンジのパスが送られてきます。目の前が空いていた林は2タッチ目で一列前の平田へスルーパス、平田はサイドを抜け出してグラウンダーのクロスボールを入れます。このパスをニアに走り込んだ田村が相手GKの前でスルー、ボールはそのままゴールに入り、平田の逆転弾となります。

体力的にも苦しい中で選手は走り抜き、試合はこのまま終了して、途中出場の二人の得点で逆転勝利となりました。
前半は相手を上回るためにやるべきことの整理ができず攻守ともに満足いく内容ではなかったですが、逆に後半は攻守においてボールに対して積極的にプレーし、前に出ていった姿勢が流れを良くして得点にもつながったと思います。
日々のトレーニングから試合を想定したスピードや強さの中でプレーする習慣をつけることで、試合ではさらに魅力的な姿が出せるようにしていきます。

本日は会場に駆けつけていただいた皆様、温かいご声援ありがとうございました。今後も応援よろしくお願いいたします。


セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督 金澤史朗