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U-15女子リーグ関西(後期) FCヴィトーリア戦|レビュー:

2023.06.03
2023年6月3日(土)JFA U-15女子サッカーリーグ2023関西(後期)
セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15 2-1 FCヴィトーリア
試合詳細 >
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本日、JFAU-15女子サッカーリーグ2023関西 第8節 FCヴィトーリア戦が行われました。

後期の初戦となったこの試合は、FW池田を中心に立ち上がりから相手最終ラインの背後を積極的に狙っていきます。
前半6分、左サイド深くにボールを運んだ平田から中央の玉村にパスが入ります。ドリブルでPA内に侵入して折り返すと、走り込んだ林優明が詰めて先制点を挙げます。
その後もボランチの玉村がパスを引き出して起点になることでボールを中央から前進させていきますが、ラストパスの受け渡しがなかなか上手くいかず、決定的なシーンまでは至りません。
前半26分、GKの原田から、西→林祐未→玉村→池田→林優明と丁寧にボールを繋ぎ、相手DFの背後を取りに行きます。林がPA手前まで持ち込んで中へ折り返すと、走り込んだ池田がGKとの1vs1を確実に得点して2点差とします。

ハーフタイムには、相手を観ながらタイミング良くボールを受けること、また、受けることを一回で止めずに連続させることを意識するように伝えて後半に臨みます。

追加点を狙いにいきたい後半ですが、立ち上がり2分にスローインの連携ミスからボールを失うと、最終ラインの背後に走った相手MFにパスを出されてしまいます。GK、DF、MFの誰が対応するか曖昧になったこともあり、出足が遅れて最終的にフリーでシュートを打たせてしまい、1点を返されます。
1点差となっても後ろからボールを繋いで前進しようとしますが、中盤で相手に捕まることが多く、そこでボールを失い、逆にピンチになる場面が見られます。池田や玉村がドリブルで持ち込みますが相手GKの好セーブなどもあり得点を奪えません。また、相手DFラインが高い設定にも関わらず、FWの抜け出すタイミングが単調になってしまいオフサイドでチャンスを逃す場面も散見されます。
終盤は左サイドの酒本も連携から積極的に攻め上がりクロスを上げますがシュートは打てず決定機は作れません。

結局、試合はこのまま2-1で終了します。
ボールをしっかり扱いながら、相手を観てサッカーをする。言葉にすると簡単ですが、実際にピッチ上でやろうとするととても難しいことです。日々のトレーニングで基準を上げて、次戦ではもっと面白いサッカーが見せられるようにしていきたいと思います。

本日も会場に駆けつけていただいた皆様、温かいご声援ありがとうございました。引き続き応援よろしくお願いいたします。

セレッソ大阪ヤンマーガールズU-15監督
金澤史朗