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クラブユース選手権(Uー15)関西大会 2次ラウンド G組 Vervento京都F.C.戦|レビュー:

2023.06.03
2023年6月3日(土)第38回日本クラブユースサッカー選手権(Uー15)大会関西大会 2次ラウンド G組
セレッソ大阪和歌山U-15 2-4 Vervento京都F.C.
試合詳細 >
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淡路島でスタートを切る、日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会関西大会2次ラウンド。2次ラウンドは4チームのリーグ戦で、上位2チームが3次ラウンドへ進出します。

ピッチは前日の豪雨の影響もなく、良好な状態。
この2日間はトレーニングができておらず、コンディションが心配されましたが、良い雰囲気・状態で試合に臨めました。
Vervento京都は高い位置からプレスをかけてきます。ボール奪うとすぐに推進力のある前線の選手にパスを送り、積極的にゴールを狙ってきます。
試合が動いたのは前半1分でした。自陣ペナルティエリア手前で相手の攻撃を阻止しますが、そのボールをすぐに奪われてしまい、強烈なミドルシュートを決められてしまいます。
その後も、相手の位置を見ながらボールを前進させようとしますが、相手の中盤で引っ掛けてしまい、ショートカウンターを何度も受けてしまいます。
いきなり苦しい展開になってしまいましたが、徐々に落ち着きを取り戻し始めます。ショートパスで前進しながら、ロングボールで相手の高いディフェンスラインの背後をついていきます。なかなかボールが合いませんが、徐々に相手を押し込み始めます。
すると前半30分、中盤で縦に短かく繋いだボールを受けた谷野がドリブルで運びながら、岡村羽にパス。精度の高いパスをしっかりコントロールした岡村羽が、GKをよく見てゴール右隅に決め、同点に追いつきます。
しかし、喜びも束の間、33分にペナルティエリア内に侵入され、角度のないところから決められてしまい、1-2。
さらに前半アディショナルタイムにも追加点を許し、1-3とされてしまいます。

ハーフタイムでは、点差は開いてしまっているが、ボールをコントロールしているのはこちら。うまく相手の背後も狙えているので、このまま信じてやり続けることを確認。

後半も前半同様、こちらが保持するボールをVervento京都が前線から奪いにくるとういう構図。再び相手の推進力のあるカウンターに難しい場面を作られ、36分、43分にはバー直撃のシュートを受け、緊張感がさらに高まります。
相手の重心が前がかりになり始めた矢先、48分に前田のパスに抜け出した浦下がGKとの1対1を制し、2-3とします。良い時間帯でゴールを決めたことで、混沌となる勝負の行方。どちらも球際で激しく戦い、一進一退の攻防が続きます。
しかし、足が止まり始めた時間帯、68分にロングボールから自陣深くに押し込まれ、混戦の中からのシュートが決まり、2-4と突き放されてしまいます。
非常に苦しい状況ではありますが、まだまだ勝負を諦めず、最後までゴールを狙い続けます。
終盤に堂前が惜しいヘディングシュートを放ちますが、惜しくも枠を捉えられることができず、2-4のまま試合終了となりました。

2次ラウンドの初戦、勝ち点を挙げることができませんでしたが、良い部分も十分に作り出すことができていました。悲観的にならず、前を向いて明日行われる次戦に臨みたいと思います。

保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、温かい応援ありがとうございました。

(セレッソ大阪和歌山U-15コーチ 北口雄一)