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高円宮杯U-15関西プレーオフ  準決勝 LASTA滋賀戦|レビュー:

2023.11.18
2023年11月18日(土)高円宮杯JFA第35回全日本U-15サッカー選手権大会関西地域プレーオフ 準決勝
セレッソ大阪U-15 2-1 LASTA滋賀
試合詳細 >
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本日、高円宮杯JFA第35回全日本U-15サッカー選手権 関西地域プレーオフ準決勝 LASTA滋賀戦が奈良県フットボールセンターで行われました。
朝からの雨の影響でピッチには水が溜まり、所々でボールが止まるようなピッチ状況。
さらに気温も低く、風も非常に強い天候。加えて雷の影響で前の試合が中断して、キックオフ時間が14:30に変更になるアクシデントもある中で試合は始まりました。

試合は開始直後に動きます。相手陣内にボールを運ぶと、PA付近で田川がドリブルを仕掛けます。鋭いドリブルで対応したDFの逆をつくと、かわした瞬間にタイミングよく右足でファーサイドにシュートを放ちます。これが見事に決まり、開始30秒で幸先よく先制点を奪います。
早い時間に先制し、ペースを掴むかと思われましたが、強い風とピッチコンディションの影響もあり、なかなかリズムの良い攻撃が出来ません。
ボールを保持するものの、効果的なパスを前線に届ける事が出来ず、シュートまで持っていくことが出来ません。
相手の攻撃はシンプルにこちらのDF背後を狙ったロングボールが中心。そのセカンドボールの対応や前線からの速いプレスにも少し手を焼いてしまいます。
前半はこのまま1-0で折り返します。

ハーフタイム、中盤でのボールの受け方、引き出し方を中心に、もっとボールを受ける事、相手の速いカウンターを警戒してリスク管理の徹底と役割をハッキリさせる事などを確認して後半に臨みます。

後半に入り、46分には右サイドからチャンスを作り出します。
増井がPA内深い位置まで突破するとそこからゴール前へグラウンダーのパスを送ります。最後はクララトナがダイレクトで合わせますが、惜しくもシュートは枠を外れます。
立ち上がりに良い攻撃の形を作り、勢いに乗るかと思いましたが、前半同様なかなかゴール前までボールを運ぶ事が出来ません。
飲水タイム、疲れの見え始めた内海に代えて永添を投入すると、スピードある背後への飛び出しが機能し出し、攻撃が活性化されます。
62分には相手GKが蹴ったロングボールを中盤で永添がインターセプトして、自らショートカウンターを仕掛けます。
最後は戻ったDFに対応されてしまいますが、シュートまで持ち込み得点の気配を感じさせます。
すると70分、ゴール中央PA付近でファールを受け、FKのチャンスを迎えます。
このチャンスにキッカーの中瀬がカーブのかかった見事なシュートをゴール右隅に突き刺し、貴重な追加点を奪います。
続く71分には、PA内でパス交換から永添がGKと1対1の場面を迎えますが、ここはGKのファインセーブに合いゴールとはなりません。
ダメ押しを決めて相手の反撃の芽を摘みたい所でしたが、終了間際の79分、FKのセカンドボールを拾われ2次攻撃を受けると、ゴール前で混戦になった所を押し込まれてしまいます。
土壇場で1点を返されてしまい、相手の追い上げムードが漂いますが、最後まで集中を切らさず全員で守りきりタイムアップ。
2-1のスコアで勝ち切り、明日、OFA万博フットボールセンターで行われるFCフレスカ神戸との決勝戦に進出する事が決まりました。

本日もサポーターの皆様、保護者の皆様、関係者の皆様、非常に寒い中、また遠方にも関わらず、最後まで選手たちに温かい声援をいただき、本当にありがとうございました。
今日は自分達のやりたい事がなかなか表現できず難しい試合展開となりましたが、なんとか勝ち上がる事が出来ました。
明日、全国大会の出場権を獲得すべく、選手、スタッフ一丸となって明日の決勝戦に臨みたいと思います。
また明日もサポートの程よろしくお願いします。



セレッソ大阪アカデミーGKコーチ 相澤貴志