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プリンスリーグ関西1部 第17節 興國高等学校戦|レビュー:

2023.11.26
2023年11月26日(日)高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 第17節
セレッソ大阪U-18 2-2 興國高等学校
試合詳細 >
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高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023【関西】1部リーグ 第17節 興国高等学校戦が行われました。
興国高等学校は後方から丁寧に攻撃を組み立てながら、状況に応じて長短のパスを使い分けて攻撃を仕掛けてきます。セレッソ大阪U-18は前線から積極的にプレスをかけます。非常にアグレッシブにボールを奪いに行きますが、戦術的なポジションをとるFWへの対応を明確に出来ずロングボールの対応にも後手を踏みます。
すると前半9分には相手右サイドから配球されたロングボールの処理を誤り、ミドルシュートを許し失点を喫します。
一方攻撃では、セレッソ大阪U-18は積極的に相手CBやSBの背後にボールを送ります。セカンドボールを拾い攻撃を仕掛けますが、無駄なボールタッチが多く効果的に相手を崩せません。
すると前半17分、1失点目と同じような形からミドルシュートを許し追加点を許します。
連続失点を喫しましたが、選手達は崩れる事なく相手の攻撃に対応します。
すると前半33分でした。クリアボールをFW安藤からFW小野田へと繋ぎます。FW小野田が運び、再度FW安藤に繋ぎます。FW安藤のテクニカルなダイレクトシュートがゴール右隅へ吸い込まれ1点を返します。
前半残り時間も攻撃を仕掛けます。DF藤井から相手CB背後へランニングするMF皿良へ送りますがゴールとはなりません。更にはMF皿良からMF鈴木へと繋ぎシュートを放ちますが惜しくもクロスバーに阻まれます。同点に追いつく事は出来ませんでしたが、後半を期待させる形で前半を終了します。

ハーフタイムには守備では前線からのプレスに対して整理し、攻撃では同サイドに固執せず速くボールを動かす事を確認します。

後半開始早々は興国高校の幅広いビルドアップに対してボールを保持されますが、我慢強く対応しゴールを許しません。相手の時間を対応したセレッソ大阪U-18は、積極的にプレスをかけボールを奪いにかかります。効果的なプレスをかけ的確な予測でボールを奪います。後半11分のコーナーキックではゴール前溢れたボールを惜しくも押し込めず。続く後半15分のフリーキックではMF木實がセカンドボールを拾い、ゴール前にボールを送りますが押し込めず。時折、プレスを掻い潜られ前進されますがゴール前では何とか身体を駆使して得点を許しません。後半35分にはDF橋本、MF皿良からFW小野田がゴール前でフリーで受けますが振り抜いたシュートは惜しくも枠外へ。
しかし直後のプレーで同点に追いつきます。後方からのロングボールにMF西川が抜け出します。相手GKの対応が遅れて、溢れたボールをFW小野田が押し込み同点に追いつきます。
ここから試合は非常にオープンな展開をとなります。コーナーキック守備からのカウンター攻撃。勢い良くランニングするDF白濱が相手GKと1vs1を迎えますが得点にはなりません。そのままカウンターを仕掛けられますがGK青谷が決定機を阻止します。試合はこのまま両チーム譲らず、得点を奪えないまま終了となりました。
非常に厳しい状況で迎えた今節。チーム一丸となりしっかりと勝ち点1を積み上げた事は評価に値します。上手くいかない時間帯にも我慢強く、技術を見つめながらやるべき事をやり続けた結果だと思います。
次節はプリンスリーグの最終節となります。指導者、選手共に課題を受け止めて次の試合に向かいます。
保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、本日は応援ありがとうございました。

セレッソ大阪アカデミーGKコーチリーダー 稲田康志