2024年4月20日（土）高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024 第3節
金光大阪高校　-　セレッソ大阪U-18
試合詳細 >
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本日、高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ 2024 関西 2部リーグ 第3節 金光大阪高等学校戦が行われました。

試合は立ち上がりからセレッソ大阪U-18が前線から激しいプレスを仕掛け主導権を奪いにいきます。
前線のFW3人を活かした攻撃を特徴とする金光大阪高等学校は早い段階でロングボールを配球します。
FWには能力の高い選手を配置しており、ボールを保持されると相手に勢いを与えてしまいますが、
DF伏見やDF海保が冷静に対応しセカンドボールを拾います。
セレッソ大阪U-18はボールを前進させたい所ですが、前線で相手DFが有利な状況を作ってしまい中々前進出来ません。
しかし時間の経過と共に、相手の変化を理解した選手達はGKｲｼﾎﾞｳから始まり効果的にボールを前進させます。
相手陣地に押し込む回数が増加すると前半15分に得点を奪います。
ロングボールの対応からセカンドボールを奪い、MF木實が相手DFの背後にボールを送ります。
MF西川が1vs1を迎え、冷静に相手ゴールキーパーの頭を越しゴールを奪います。
得点後も攻撃を続けます。相手DFの状況を常に把握しながら、サイドや中央へ相手を揺さぶり前線にボールを繋ぎます。
しかし少しのタイミングの違いで得点を奪えません。
守備では相手中央DFに自由にロングボールを配球された際には対応が遅れますが、ゴール前で粘り強く対応し得点を許しません。
早く追加点を奪いたい所ですが、前半はこのまま終了します。

ハーフタイムには、相手DFの動きに対して背後へのランニングを増加させる事を確認します。
また、試合終了間際に増える事が予想されるゴールキックを整理します。

後半は開始から攻撃が機能します。
DF海保から右サイドで相手DFと駆け引きしていたMF首藤へボールを送ります。ドリブルで仕掛け中央マイナス方向へパス。DF藤井がミドルシュートを放ちますが枠を外れます。
続く6分にはMF手嶋のミドルシュート。9分には前半途中から出場したMF佐野の巧みなターンから攻撃を展開し、チャンスを作ります。
押し込まれる展開を嫌う金光大阪高等学校はロングボールを配球してきます。
セカンドボールの攻防が激しさを増してきますが、MF佐野やFW中山が上手くボールを落ち着かせ相手に勢いを与えません。
後半24分にはセカンドボールを奪われますがFW小野田が素早く切り替えサイドでボールを奪うと前線のFW塩尻へボールを送ります。相手DFが阻止し流れたボールにFW小野田が1vs1を迎えますが相手GKに防がれます。その後もチャンスを迎えますが得点出来ないまま試合は終盤に入ります。
金光大阪高等学校はコーナーキックやフリーキック。更にはロングスローを仕掛けてきますが、冷静に対応します。
選手達は我慢強く対応し続けアップダウンを繰り返します。
追加点は奪えませんでしたが、無失点で試合終了となりました。

今季初の連勝となりました。得点を奪う事が出来ているのは選手達を評価すべきだと思います。
しかしまだまだ技術的に未熟な部分も多く、得点を奪わなければいけない場面も多々ありました。
試合状況に応じた的確な判断が出来ていない場面も数多くあります。
チーム全体で共有し、妥協を許さない守備を構築する。その積み重ねが攻撃に効果をもたらしている事も忘れてはいけません。
我々指導者も、選手達も地に足をつけて進んでいきたいと思います。
本日も保護者の皆様、関係者の皆様、サポーターの皆様、応援ありがとうございました。


（セレッソ大阪アカデミーGKコーチ　　稲田 康志）