(
パート1 から続く)
得点から5分後
DFからのバックパスが相手選手にとられ、それを阻止しようとした山下選手が
PKを献上してしまいます。
そのPK、
山下選手が読み勝ち阻止します

が、こぼれた球を、キッカーに決められてしまい同点に。
ここからの、日体大は、交代選手を投入し、攻撃に勢いが出ます。
が、失点からもすぐに切りかえて、セレッソも粘り強いプレーで応戦。
しかしながら、そのまま1-1で90分が経過。
PK戦になります。
キッカーは監督から名前が呼ばれます。
選手たちは、それぞれとまどいを見せず、「はい

」と凛々しい返事
監督からは楽しんでこい

と送り出されます

1番手 筒井選手
絶対勝ちたいという気持ちで臨みました。
特に緊張はしなかったんですが、自分らしいパワー系のシュートでいこうと思ってたんですが、
ダブってしまって外したと思いました

みんなのところに戻ってから、足が震えてました

2番手 宝田選手
緊張したけど落ち着いて蹴れました
3番手 脇阪選手
監督は絶対蹴らしてくれると思ってたんで、蹴るところ決めてました

そんなに、緊張しませんでした

4番手 林選手
ポストにあたる・・・外した・・・って思いましたが入って良かったです

ここまで、相手もすべてゴールを決めてきました。
日体大の最後のキッカーは、一度、山下選手がPKを弾いた選手
ここは、山下選手の気迫が勝ったか

枠外シュートとなります。
セレッソの5番手、これを決めれば優勝です・・・
5番手 松原(姉)選手
監督に5人目で指名されたときは、まじで半泣きになってたとかは内緒ですけど、
蹴るときは、もう入る気しかしてなかったんで、
その気持ち通り入ってみんなで喜び合えたのが嬉しすぎました


セレッソは、全員がPKを決めて優勝決定

ベンチへ走ってきてくれました

抱き合って喜びます


そして、キーパー陣も磯上コーチのもとへ


最高の顔です


脇阪選手もほっとしたのか、同期の前で子供のような涙


失点したときは、嫌なことが頭に浮かんだけれど、みんなの声かけがあったから
PKも決めることができて嬉しかったとコメントしてくれました。
90分間ミスが失点に繋がる厳しいポジション
献身的に、時に攻撃的な脇阪選手。
普段から苦手なことから逃げずに、自主的にトレーニングする姿
そうやって、大成長をとげました。

そして、一緒にセンターバックとして、ゴールをまもる松原(妹)選手コメント
日体大は上手い選手が多かったので、
とにかく常に声をかけて集中してプレーすることを意識しました。
その中で、攻撃陣が点を取ってくれて、いい流れに持って行きたかったけど、
すぐに追いつかれてしまって・・・
でも、必ず勝てると信じていたので、すぐ、切り替えることができました。
PK戦までいって、すごく緊張感のある試合だったけど、
初のタイトルをとれて本当に嬉しかったです。
終わった瞬間、嬉しさとホッとした気持ちとで、涙がでました

とにかく、チームのみんな、サポーター、家族、たくさんの人と優勝を喜べて良かったです。
あと、お姉ちゃんと、家でずっと優勝しよなって話をしてて、
必ず、点を取るって宣言してたので、本当に決めてくれてさすがって感じすぎました

コメントとともに載せている写真は、すべて、選手たちがコレッと選んだ写真。
松原姉妹は、同じ写真をチョイスする仲良し姉妹です。
大阪から、弟も応援に駆けつけていて、松原兄弟のパワーが炸裂しました

優勝のよろこびはまだまだ続く・・・
パート3へ (セレッソ大阪アカデミー トレーナー 柴田郁美)