セレッソ大阪スポーツクラブ

〜年齢も性別も関係なく〜 U-18選手派遣

2022.04.28
4月19日(火)U-18の選手たちが、U-15、西U-15、和歌山U‐15、U-12、レディースやガールズのトレーニングへ送り込まれました。
昨年の10月以来の実施となります。

風間技術委員長のもと、「年齢も性別も関係なく」「技術を磨く」ことを追求し、圧倒的な技術を身に着け、圧倒的な選手の育成を手掛けるセレッソ大阪アカデミー。
スぺトレの活動が大々的になってきている中、U-18の選手たちが、他のカテゴリーのトレーニングへ参加し、いつもと違う環境において技術を発揮することが試されました。



〇和歌山Uー15に参加した若野来成選手と宮原迅汰選手の様子

【U-18の選手の感想】
『自分自身の中学時代と比べると技術的に上手い選手が多く、この時期に『止める・蹴る』の練習をできているのが羨ましかった。』U-18 若野来成選手
『僕達の代よりも技術がしっかりしていてすごいと思った。和歌山からユースに上がってくる選手が出てくれば嬉しい』U-18 宮原迅汰選手

彼らは自分達が育った和歌山U-15へ派遣され、後輩達に思いを伝えることがチームへの恩返しに繋がることだと実感でき、自分自身を鼓舞するきっかけになりました。


【和歌山U-15の選手の感想】
『ひとつひとつのパスやトラップの質が高く、球際が強かった。ユースに昇格するには大事なことだと感じた』和歌山U-14 井上暁志選手


〇和歌山Uー15練習の様子


〇Uー12に参加した藤田崇弘選手と鈴木聡太選手と棟近禎規選手

【U-18の選手の感想】
『素晴らしい環境の中でプレーできているので、一日一日を大切にしてプロを目指してもらいたい』U-18 藤田崇弘選手

『みんな上手い。これからもっと止めて蹴るを意識して、次のステップとして、自分の武器を見つけて頑張ってほしい』U-18 鈴木聡太選手

『自分は小学生の時は、何も考えずにプレーしていたので、みんなは今止めて蹴るの技術をたくさん練習しているから、必ず上手くなる。もっともっと練習して上手くなってもらいたい』U-18 棟近禎規選手


【U-12の選手の感想】
『止めて蹴る早さ、判断のスピードが全部自分たちより早かった、簡単にやっている。僕たちも意識せずに止めて蹴るができるように成長していきたい。今日来たユースの人たちより上手くなり、プロになりたい。』U-11 梅本淳生選手

『自分達の質が低いことがわかった。ユースの選手は止める位置にこだわっていて、ボールを失わなかった。ユースの人達から、いろいろ盗んでいき、上手くなりたい』U-11 泊樹祐選手


〇西Uー15に参加した川合陽選手、伊藤翼選手

最後に西U-15 鳥居塚監督に、今回のU-18選手派遣の感想とユースの選手の課題についてお話をいただきました。

【西U-15 鳥居塚監督】
U-15 TRに参加して貰い、クオリティや取り組む姿勢など多くの良い部分をジュニアユース選手は感じさせて貰ったと思う。
2名のユース選手が入った事で、止める・蹴るは勿論、球際、予測、準備など全てに於いて、ジュニアユースとの違いを見せつけ、TRのクオリティも上がり、選手にとっては有意義な時間となった。この経験で一つの基準が明確となり、今後のTRに活かせる事がクラブとしての意義にも繋がると感じた。
ユース選手の課題としては、遠慮を無くし、日頃から求められている、より高いレベルを要求する事や、プレーだけではなく自らの指示によりレベルを引き上げる工夫があれば、更なる個人としての成長に繋がると共に、求められているレベルを共有できる事がクラブの一貫性にも繋がると感じた。お互いの選手に刺激があり、クラブの為にも継続して行く事が大切だと感じた。


U-18派遣、スぺトレは、下カテゴリーだけがメリットがあると思われていますが、実はそうではありません。普段と違うスピードや体格さに合わせてあげる難しさ、フィジカルではなく技術を追求することにより、普段如何にフィジカルだけでプレーしていることに気がつくと思います。
メリットがあるのはむしろU-18の選手の方なのではないでしょうか。
これからもセレッソ大阪アカデミーへのご声援よろしくお願いいたします。


●以下昨年、開催されたU18選手派遣の記事です。
https://www.cerezo-sportsclub.com/hanasakablog?id=108710